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2020年7月19日



高貴で上品な紫色の振袖

こんにちは! 小川屋スタッフの斎藤です。

7月も半ば過ぎになりました。例年なら、お祭りや花火大会、ビアガーデンなど、浴衣で外出する機会も多くなる時期ですが、今年はなかなか浴衣の出番がありませんね。

私は毎年欠かさず娘の浴衣を手縫いで作っているのですが、例年と違って今年はまだできていません。ですが、小川屋でも浴衣仕立て講習が始まったこともあり、「このままでは後悔する!」と思い立ち、ようやく浴衣作りにとりかかりました! いつもと違う夏ですが、気持ちだけでも、コロナに負けないようにしたいですね!社長ブログでも告知があった、今月の小川屋夏まつりまでには完成させるのが目標です。娘のためにもがんばりたいと思います!

さて、今回のテーマは、「紫色の振袖」です。
紫色は、洋の東西を問わず、「高貴な色」とされてきました。未婚女性の第一礼装である振袖の色としてもふさわしい色といえます。
今回は、紫色の持つ歴史的な背景や紫色の種類などとともに、小川屋の振袖コレクションから紫色の振袖をご紹介します。

紫は「高貴」な色・憧れの色

紫色からは「高貴さ」を連想する方が多いのではないでしょうか。聖徳太子が定めたという「冠位十二階」で、紫色の冠を許されたのは最高位の人だったとされています。紫色は、日本に限らず、さまざまな文化圏で高貴なイメージがあるようですが、紫色の染料が貴重で高価なものだったためと考えられています。
日本では、古くから紫草の根(紫根)が使用されてきました。古代には、貝から採れるごく微量の分泌物から染めることもありましたが、貝紫はあまりに貴重なため、長い間、植物染料が一般的だったようです。

高貴な色として平安貴族に愛された紫色は、鎌倉期以降、武家の間でも使用されるようになります。江戸時代には、歌舞伎の人気役者・市川團十郎が演じた「助六」が頭に巻く鉢巻の色「江戸紫」が、江戸庶民の流行色となりました。

化学染料が用いられるようになった近代以降では、紫色は貴重でこそなくなりましたが、現在も「高貴」なイメージはそのままに、振袖を含む着物の色としてよく用いられています。

洋服の場合は、最近の傾向としてはやや主張が強く感じられる濃い紫色よりも、ラベンダー色などパステル系の紫色が人気のようです。和装の場合には、洋服ではあまり使わないような濃い紫色にも挑戦しやすいかもしれません。

 

紫色にはどんな種類がある?

紫色には、「紫色」「青紫色」「赤紫色」などがありますが、ここでは、着物の色として用いられる「和の紫色」を、以下にいくつかご紹介したいと思います。

 

濃い紫色(濃色/紫紺)

 

「濃色(こきいろ)」は灰色みを帯びた濃い紫色です。すべての色を代表する色として「濃い」「薄い」だけで、紫色を表しました。

同じく深い紫色として、「紫紺(しこん)」があります。スポーツ大会の優勝旗や、学校旗の色にも使用されており、権威や伝統をイメージさせます。

前述の通り、紫色は貴重でしたので、繰り返し染めることで濃く深い色になった紫は、特に「高貴さ」や「上質さ」という印象を与える色です。

強い紫色(江戸紫色/京紫色)

 

京で染められた、赤みを帯びたやや暗めの紫色を「京紫色」と呼びました。「京紫色」は、伝統的な紫根染めの色として「古代紫」に近い色です。

一方、江戸で染められた青みを帯びたやや暗めの紫色は「江戸紫色」と呼ばれます。歌舞伎の演目「助六」の鉢巻の色として有名な色です。古代紫に対する色として、「今紫」とも呼ばれました。

淡い紫色(薄色/藤色)

 

灰色みを帯びた深く濃い紫色の「濃色(こきいろ)」に対して、同じく灰色みを帯びた薄い紫色は「薄色(うすいろ)」と呼ばれます。ややくすんだ色は、現代風に言うところのニュアンスカラーです。

藤色は、その名の通り、藤の花の色です。青みを帯びた淡い紫色は、優しく女性らしい印象を与えます。

紫色の振袖

 

上品な濃色(こきいろ)の振袖

やや灰色みを帯びた深い紫色「濃色(こきいろ)」の振袖です。地紋入りの深い地色の上には、白を基調とした草花柄や雪輪紋などがびっしりと描かれ、ゴージャスな雰囲気です。小振りの可憐な花々がキュートですが、裾や袖にあしらわれた竹模様はすっきりとした大人っぽさも感じさせます。

 

鮮やかな紫の地色に辻が花模様の振袖

紫色と白のコントラストが明るく華やかな印象の振袖です。伝統的な辻が花模様は振袖の柄としてもとても人気があります。絞りの技法を用いて流れるように描かれた梅や藤などの花が、女性らしく優雅な印象を与えます。

水面のようなぼかし柄が印象的な藤色の振袖

和風にも洋風にも見えるすっきりとした色柄で、現代的な印象の藤色の振袖です。淡い紫色からピンク色、白などのぼかし柄の上に、銀糸を織り込んだ唐草模様が描かれています。

上品で大人っぽい振袖ですので、成人式の後も長く着用できそうです。

 

いかがでしたか。古来より、高貴な色として憧れの色でもあった紫色は、振袖の色にもぴったりですね!

 

 

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