2020年6月6日

振袖にお気に入りの小物を合わせて振袖美人に

振袖の優美さにトレンドを取り入れて

こんにちは、群馬県前橋市の振袖専門店小川屋スタッフの佐藤です！

新型コロナウイルスの影響で、マスクが生活の必需品となり、マスクを手作りする人も増えました。

当店でも手作りマスク用のさらしや手ぬぐいを扱っていますが、皆様とても器用にマスクを作っています。最近では、染め物や和紙といった伝統工芸を生かしたご当地マスクが人気を集めているそうです。このような状況の中で、長年培われた伝統技術が注目を集めていることに、日本のものづくりへの関心の高さをうかがえます。

着物では、絣、友禅、江戸小紋、絞りなどさまざまありますが、いずれも独自の柄や模様、色合いがありますので、その違いを楽しむのも着物の醍醐味です。

簪や帯飾りなどの和装小物に用いられることの多いつまみ細工も、江戸時代から続く伝統工芸の一つです。つまみ細工は、布の切れ端から作られる小物のことです。つまみ細工や飾り紐を使ったピアスや髪留めなどのハンドメイドも人気です。お気に入りの振袖に合わせて髪飾りなどの小物を手作りしてみるのも楽しい思い出になりますね。

今回は振袖に合わせる小物の種類と役割、選ぶポイントについて紹介したいと思います。

帯や襟元、髪飾りなど沢山の小物が用いられる振袖のコーディネートは、小物の種類も豊富です。お気に入りの振袖を見つけたら、好きな小物を合わせて自分らしい着こなしを目指しましょう！

半襟・重ね襟

顔周りを彩る、半襟と重ね襟は、見える量は少なくても、存在感は抜群です。色合いや柄によって様々なコーディネートが楽しめます。

白地や薄い地色の刺繍半襟は、上品な華やかさを与えてくれます。真ん中の半襟のように、上前と下前で違う柄が出てくるタイプのものもあります。

きれいな色目に柄や模様もさまざまで合わせる振袖によって雰囲気が変わります。右端の鶯色とピンク色のグラデーションが美しい重ね襟は淡い色合いの振袖に合わせるとやわらかな華やかさが引き立ちます。左端の朱色に白い花の刺繍が入った重ね襟は古典柄やモダン柄と合わせて個性的な着こなしに。

帯

華やかな帯結びで彩られた後姿も、振袖姿の魅力の一つです。

どんな振袖にも合う古典的な柄や個性的に後姿を演出するモダンスタイルなど自分の好きなイメージに合わせて選んでいきましょう。

帯揚げ・帯締め

帯の上にさりげなく見せても、挿し色をしてコーディネートの中心にしても素敵です。

可愛らしいピンクに立体感のある花々が刺繍されています。ピンクの帯締めとセットでコーディネイトしてもよく合います。古典柄の振袖の清楚で上品な着こなしにぴったりです。

草履＆バッグ

コーディネイトの仕上げの草履とバッグは振袖の格に負けない高級感のあるものを。

（写真左）大胆にあしらわれた古典文様の花紋が美しい正絹生地のバッグです。華やかで優雅なイメージに。草履の赤い鼻緒がゴールドによく映えます。古典的で落ち着いた振袖にぴったりです。

（写真右）赤と黒のコントラストがおしゃれな草履とバッグ。モダンでかっこいい大人の女性を演出してくれます。黒地などの振袖をおしゃれに個性的に着こなしたい方にお勧めです。シンプルなデザインのバッグは洋装などにも使用できるデザインです。

発色の良い可憐な桜色と白のコントラストが可愛らしい草履とバッグです。白地などすっきりとしたシンプルな色柄使いの振袖のポイントとして合わせてみても良いでしょう。

髪飾り

お顔周りを華やかに彩ってくれる髪飾り。ヘアスタイルとの相性も考えて自分の好みのものを見つけましょう。つまみ細工や飾り紐を使用したものなど振袖に合わせて素材や色合いを選んでいただくと合わせやすいです。振袖など和装にはもちろん、ドレスなどの洋装にも合わせることのできる髪飾りもあるので、自分のお気に入りを持っておくと、成人式以外でもさまざまなシーンで活躍してくれます。