2019年11月6日
京都出張
こんばんは。五代目です!!
一昨日より、京都へ出張をしておりました!!
日本きものシステム協同組合の組合活動です!!
その合間に、西陣の機屋さんを見学したり
取引先の展示会に行ったりと忙しい三日間でした!
また、取引先の大きな売り出しもありまして
この秋冬の素敵な新商品から、特別奉仕品など
自画自賛の素晴らしい仕入が出来ました!!
組合では、今月から新しい年度となりまして
わたくしも副理事長を務める事になりました!
責任は増えますが、きもの業界に貢献すべく
より一層頑張っていきたいと思います!!
副理事長として新しい期のスタートとなる今回、
小川屋と古くから縁のあります西陣の老舗機屋の
服部織物さんの工房へとお邪魔しました!!
服部織物さんは、小川屋のフォーマルの定番袋帯として
長年に渡りご好評いただいております!!
久しぶりに社長さんともお話が出来ました!!
業界の未来に対して、危機感をもち
問題と課題を的確に分析し、その解決にむけて
明確なビジョンと考えの元、いろいろな場面に出て
行動をされている社長さんのお話は為になります!
また、その社長さんの元で良い物を作る職人さんの技は
何度と見ても素直に感動してしまいます!!
こうした技術の継承をするにあたりまして
一番の危機は道具が無くなることだそうです。。。
こちらは、機を織る際に使う「杼(ひ)」になります。
緯糸を通す道具でシャトルと呼ばれています。
この杼を作っていた最後の会社も後継者がおらず
廃業をしてしまったそうです。。。
消耗品ではないのですぐに困る物ではありませんが
今後は供給元がないので、廃業した機屋さんから
使わなくなった杼をもらうなどするという
調達方法しかないと言っておりました。。。
この話は、実際に丹後の白生地を織っています
動力織機もこの現実と聞いた事があります。
故障した時の為に、廃業した機屋さんから織機を
譲り受けて、修繕に当てているようです。。
このような現状を打破していく為にも
もっともっと流通させないといけませんね!
明るい未来はわれわれで作るしかありません!!
服部織物の社長さんは、織手の賃金を上げる事が
次世代の職人の育成には必要不可欠であり
その為にはやはり流通させないと仰っていました。
自らが、小川屋が業界を盛り上げていると
胸を張って言えるようにならなくてはいけないと
心の底から思う京都の出張となりました!!
明日は、月1の連休定休日となります。
ご迷惑、ご不便をおかけいたします。
何とぞご了承ください。