成人式の振袖に合わせる「袋帯」ってどんな帯? | 【小川屋】振袖レンタル・購入・成人式前撮り-群馬県前橋市・高崎市
振袖情報

  1. HOME
  2. 振袖情報
  3. 成人式の振袖に合わせる「袋帯」ってどんな帯?

2020年10月15日



成人式の振袖に合わせる「袋帯」ってどんな帯?

こんにちは! 小川屋スタッフの斎藤です。

 

だんだんと秋も深まってきました。
これから、七五三詣りのご家族を見かける機会が増えそうです。
お子様の可愛らしい着物姿に、ついつい足を止めて、目を細められる方も多いのではないでしょうか。

 

さて、今回のテーマは「振袖に合わせる帯」についてです。
振袖には、「袋帯」という礼装用の帯を合わせる決まりになっています。
袋帯とはどのような帯か、袋帯の歴史や特徴に加え、
振袖とのコーディネート例もご紹介します。

 

 「袋帯」とは?

帯の種類と格について

着物に合わせる帯には、

大きく分けると「礼装用(フォーマル用)の帯」と「カジュアル向きの帯」があります。

礼装用の帯としては「袋帯」、

カジュアル向きの帯には、名古屋帯や京袋帯、半幅帯などがあります。

 

振袖は未婚女性の第一礼装ですので、振袖には「袋帯」を合わせます。

 

また、着物と同様、先に糸を染めて柄を織り出す「織り」の帯と、

織った後で絵柄を描く「染め」の帯があります。

着物の場合は、「織り」より「染め」の方が格上なのに対して、帯では「織り」の方が格上です。

そのため、礼装に使用される袋帯は、

金銀糸を用いて格調高い紋様が織り出された「織り」の帯です。

 

なお、「染め」の袋帯もありますが、

これは礼装向きではなく、訪問着などをややカジュアルに着こなす場合に使用します。

 

 

 

袋帯の歴史

明治期に袋帯が登場して以前、

礼装用の帯は、金糸・銀糸などで織った豪華な生地を表裏に使用する「丸帯」でした。

丸帯は、豪華な反面、厚みや重さのために着用が大変という難点がありました。

この丸帯の軽装化のために考案されたのが、「袋帯」だとされています。

「袋帯」は、その名の通り、袋状に仕立てられますが、

裏地には織り模様のないシンプルな生地を使用し、丸帯よりも軽量で扱いやすくなりました。

振袖用の袋帯とは?

袋帯は「二重太鼓」という結び方にするため、

「一重太鼓」結びの名古屋帯などよりも長く、420cm450cmぐらいあります。

中でも、振袖用の袋帯は、華やかな変わり結びができるように長めに作られています。

特に「振袖用」とされている物でなくても、袋帯であれば振袖に合わせて使用できますが、

長さが短めの場合、変わり結びが難しいことがあります。

 

また、変わり結びをすると折りジワがついて、

その後、二重太鼓を結べなくなる場合もありますのでご注意ください。

 

 

袋帯にはどんな物があるの?

袋帯の紋様の織り方

袋帯は「錦織」という手法で織られます。錦織で有名なのは京都の西陣織です。

錦織は、紋意匠図という図案に基づいて糸を先染めにし、経糸(たていと)と緯糸(よこいと)を精緻に組み合わせて紋様を織り出していきます。

唐織やつづれ織、佐賀錦なども、錦織の一種です。

唐織は、光沢のある色糸で絵柄が浮き出るように立体的に織られており、

まるで刺繍のように見えるのが特徴です。

 

佐賀錦は、金銀箔と漆を貼った和紙を細く裂いて経糸に用います。

光の当たる方向で輝きを変える、独特な風合いがあります。

 

袋帯の色柄

一般的な袋帯には、白地や金色地、銀色地に、

様々な色糸で吉祥紋様や古典紋様などの格調高い柄が織り出されます。

振袖用の袋帯の場合には、青、赤、黒、オレンジ色など様々な地色の物があり、

柄も花や蝶などの若々しく愛らしい模様や、モダン柄など、豊富な種類から選ぶことができます。

 

 

 

振袖と袋帯のコーディネート例

クラシカルな振袖に七宝柄の帯で格調高い王道コーデ

白、黒、赤のコントラストが美しいクラシカルな印象の振袖です。

白地の帯には、たっぷりの金糸で七宝柄や花菱柄など格調高い紋様が織り出されています。

振袖と帯の色柄がよく調和した、上品で大人っぽいコーディネートが完成しました。

 

キュートなピンク色の振袖に花柄の帯でスイートコーデ

淡いピンク色地に愛らしい花模様が描かれたキュートな振袖です。

白地の帯には、赤やオレンジ色などのやや大柄の花模様が、折り重なるように織り出されています。

帯に織り出された花が、まるで振袖から抜け出したように、

ふんわりと優しい印象のコーディネートになっています。

 

大胆な藤花模様の振袖にモダンな帯でおしゃれコーデ

紫地の裾に向かって、黄色の藤の花が大きく垂れさがっている大胆な模様の振袖です。

帯は、紫色・水色・銀色の変わり七宝模様が、チェック柄のようなモダンな印象を与えます。

大胆な模様の振袖に負けないインパクトのある袋帯を使用することで、おしゃれなコーディネートが完成しました。

 

 

 

いかがでしたか?

振袖用の袋帯は、クラシカルな物からモダンな物まで、色柄も豊富です。

ぜひ、お気に入りの振袖にぴったりの帯を見つけてみてくださいね!

 

振袖選びや成人式前撮りのご相談に、ぜひ《小川屋》にお気軽にご来店ください。
小川屋ではウェブフォームでの「ご来店予約」を受け付けております。
24時間お申し込み可能です。
ご予約いただいたお客様はお待たせすることなくスムーズにご案内させていただきます。

 

+++++

 

成人式の振袖選びは、群馬県前橋市の小川屋にお気軽にご相談ください。
ご来店の際には、ウェブフォームから「ご来店予約」をいただくとスムーズです。
24時間受付しておりますので、ご都合の良いときにお申し込みください。

振袖の相談ご予約はこちら

 

 

★小川屋は店内が広いため、充分なソーシャルディスタンスを保って振袖をご覧いただけます。
ご予約されていない場合でも、お近くにお越しの際はどうぞお立ち寄りください。

 

 

□□■□□■□□■□□■□□■□□■

創業145年 老舗の着物・振袖専門店「小川屋」は、

前橋市、高崎市、伊勢崎市、渋川市、玉村町からたくさんのお客様にお越しいただいております。

成人式の振袖や前撮り撮影の実績多数。

着物の素晴らしさ、日本の伝統文化をお伝えすることを使命として

これからも皆様に楽しんでいただける店づくりをしてまいります。

□□■□□■□□■□□■□□■□□■

関連記事