2020年9月26日
「黒」の振袖を個性で魅せる
伝統とトレンドを融合させた注目カラー
こんにちは、群馬県前橋市の振袖専門店スタッフの佐藤です。
暑さ寒さも彼岸までとよく言われるように、朝晩は少し肌寒く感じる日も増えてきました。とはいえ、日中はまだ暑さも残っており、一日の寒暖差に気をつけなければなりません。
皆さんは、どんな時に季節の移り変わりを感じますか。
私が季節の移り変わりを一番実感するのが装いです。
雑誌やファッションサイトも秋冬コレクションで彩られています。
春夏のパステル系の淡い色合いから深いカラーが好まれる秋冬のファッション。
今季のトレンド色は、上品で優しい印象の「パープル」や青緑がかった「セルリアンブルー」、モードな装いにぴったりの「ブラック」に注目が集まっているようです。
トレンドを意識しながらも自分らしい着こなしで新しい季節のおしゃれを楽しみたいですね。
さて、振袖のお客様からは人気の色や柄についてのご相談もよく承ります。
振袖の色や柄の流行も、時代によって少しずつ変わってきます。
振袖の色の場合、赤地は昔も今も定番人気でよく出ているものもありますが、最近の注目色は、緑や青や黄色といった個性派です。また、他の方とはあまり被りたくないという方には白地や黒地の振袖も人気です。
今回は、振袖の柄行きや文様がよく映える「黒」の振袖について詳しくご紹介していきたいと思います。
「黒の振袖」のイメージ
皆さんは黒い振袖についてどんな印象をお持ちでしょうか?
「かっこいい」「知的」「大人っぽい」「凛々しい」「艶っぽい」などのイメージをもたれる方が多いと思います。
「黒い振袖って喪服っぽくならないですか」とご心配なされるお客様もいらっしゃるかもしれません。しかし、黒一色の喪服とは異なり、艶やかな文様が彩られているので、ご心配は要りません。
むしろ、きらびやかな文様を美しく反映するのが黒地の振袖の魅力ではないでしょうか。
最近は、レトロテイストの丸みを帯びた古典柄や、振袖全体に文様が入った古典柄など、大胆な柄使いをしたものが人気を呼んでいるため、あえて落ち着いた色である「黒」を選ばれるお客様もいらっしゃいます。
また、シンプルですっきりとしたデザインを好まれるお嬢様にも黒は人気です。
黒は女性を最も美しく見せる色とも言われています。
流行にとらわれることなく、普遍的な美しいオーラを身にまとえるのが黒の魅力ではないかと思います。
凜とした印象の黒い振袖をおしゃれに着こなす女性は、同級生の皆さんからも一目置かれる存在になりそうです。
今注目のトレンドカラー「黒」の振袖コーディネイトをタイプ別に紹介してまいります。
小川屋振袖コレクションから黒色の振袖コーディネイトをご紹介!
黒×正統派古典柄
伝統の意匠美を感じさせる柄行きが上品な振袖です。地色にもさりげなく古典文様が入っており、艶やかな柄とも相まって風格あるオーラが感じられます。金駒刺繍をあしらった牡丹や藤、桜などが振袖全体に施され、豪華さの中に気品が漂う逸品になっています。赤と黒を配色した絞りの帯揚げも古典柄の振袖にぴったりです。
黒×レトロ
大きな柄使いで可愛らしい雰囲気が魅力的なレトロなムードの振袖です。やさしく温かみのある赤とクリーム色で描かれた古典文様がベースの黒地によく映えます。一見シンプルなデザインながらも、個性的な振袖です。
黒×キュート
シックな黒地に鮮やかな古典文様が映える一枚です。丸みを帯びた菊や桜の文様が可愛らしさをプラスしてくれます。染め疋田や金駒刺繍を駆使し、とても上品な雰囲気。装飾性の高い帯締めも全体のアクセントとなり、格のある振袖を可愛らしい雰囲気に仕上げてくれます。
黒×クール
折角黒い振袖をお選びになるなら、思い切ってクールでモードな振袖に挑戦してみるのはいかがでしょうか。
黒と白、金色の大胆な配色が個性的で華やかな一枚です。金彩で描かれた菊の文様が華やか。そこに舞う蝶がモダンな印象を与えます。すっきりとスタイルをよく見せてくれるスタイリッシュな振袖です。
黒×エレガント
黒地に青や紫などの寒色系カラーで描かれた花の文様が鮮やかです。落ち着いた地色に金箔がアクセントになってとても映えます。
重厚でありながらも華やかな印象の、コントラストが美しい振袖です。帯揚げや襟元を爽やかな水色にすることで、大人っぽさのなかにも爽やかな初々しさが感じられます。
今回は、小川屋振袖コレクションの中から黒い振袖をタイプ別にご紹介しました。
黒地の振袖といっても、柄行きや小物使いで全く違った雰囲気になるのがおわかりいただけましたか。
こちらでご紹介したものは、代表的なものですので、黒い振袖にご興味をもっていただけましたら、店頭でもさまざまな柄をご覧いただければと思います。
もうすぐ10月ですが、10月といえば衣替えの季節。
その起源は、平安時代に遡り、宮中の年中行事として4月から夏装束、10月から冬装束に変わりました。木綿が普及する江戸時代になると、冬は綿入れ、春秋は袷、夏には単衣、盛夏には帷子とこまめに衣替えをしたといいます。現代の衣替えの基準は明治時代に合わせて、6月から夏物、10月から冬物という大きなくくりになっています。
近年は温暖化の影響で、気温の高い時期が長くなりました。着物をもっと快適に着るためにも、あまり古い基準にはこだわらずに気候に合わせた衣替えをお勧めいたします。
社長のブログでもご紹介しておりますが、小川屋では来月145年の創業祭月間に向けて、売り場をリニューアルしております。地元の皆様のご支援を受けて145年という節目を迎えられたご縁に感謝する創業祭となっています。
たくさんのお客様にご恩返しできるような企画を多数ご用意しておりますので、楽しみにしていてください!
他にも、季節に合わせた着こなしや衣替えの季節に必要となるお手入れなど、お困りごとがございましたら、この機会に遠慮なくご相談くださいませ。
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成人式の振袖選びは、群馬県前橋市の小川屋にお気軽にご相談ください。
ご来店の際には、ウェブフォームから「ご来店予約」をいただくとスムーズです。
24時間受付しておりますので、ご都合の良いときにお申し込みください。
★小川屋は店内が広いため、充分なソーシャルディスタンスを保って振袖をご覧いただけます。
ご予約されていない場合でも、お近くにお越しの際はどうぞお立ち寄りください。
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創業145年 老舗の着物・振袖専門店「小川屋」は、
前橋市、高崎市、伊勢崎市、渋川市、玉村町からたくさんのお客様にお越しいただいております。
成人式の振袖や前撮り撮影の実績多数。
着物の素晴らしさ、日本の伝統文化をお伝えすることを使命として
これからも皆様に楽しんでいただける店づくりをしてまいります。
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