2022年9月12日
最近のママ振袖について
こんにちは拉麺啜美です。
最近はスーパーで有名ラーメン店のチルド麺を購入しておうちで調理して食べるのにハマっています^^
冷やし中華、冷やし担々麺、魚介豚骨つけ麺、焼きそばと4日連続で麺を啜ったり…
あまりの偏食ぶりに母が知ったら卒倒してしまいそうです(-_-;)
今回は母つながりでママ振袖の話でもいかがでしょうか?
これから成人式を迎える方でママ振袖をご検討のお客様必見の記事になっているかと思います。
ママ振袖では汚れとサイズをまずはチェック!
小川屋ではお手持ちのお振袖や小物類をすべてお持ちになってお嬢様とご来店していただくところから始まり、振袖の状態をしっかり確認してから合わせていきます。
ママ振袖の多くは二十何年ぶりに使われますのでお着物の状態が非常に肝心になってきます。
多いのは長襦袢に付いている刺繍半襟の黄ばみです。
刺繍半襟は首に直接当たるので汗や皮脂を吸収しています。久しぶりにタンスから出したら長襦袢の襟元が黄色い…
なんてことがあります。その場合は新しい刺繍半襟に交換すれば問題ないのでご安心ください。
心配なのは、振袖自体の汚れです。シミ、シワ、変色・色褪せ、箔の剝がれや、カビなどがあります。
今までも、「せっかくの晴れの日に汚れた振袖は着せられない」とママ振袖を諦めたお客様が何人かいらっしゃいます。
汚れだけでなく、サイズ合わせも重要です。お母様と身長体重がほぼ同じでも腕の長さが違うと綺麗に着られない場合があります。
サイズが合わなく、直すのに時間やお金がかかってしまいママ振袖を諦めてしまう方もいました。
うちのスタッフの力石さんのようにママ振袖を着ることが親孝行だと考えるお嬢様もいらっしゃいますので、早め早めに準備を始めていきましょう!
ママ振袖をご検討の方はお嬢様が高校3年生のうちに一度ご相談ください!
力石さんのママ振袖エピソードはこちらから
小川屋では約3か月に1回のペースで「きものドクター」と呼ばれるお手入れのプロフェッショナルが期間限定で来店します。
きものドクターはシワやシミ、ほつれだけでなく、サイズ直しなどのご相談なども行っています。
きものドクターがご来店の際はご案内やSNS等でお知らせいたしますので要チェックです!
振袖の流行や好み
振袖はお洋服程ではありませんが流行があります。
今流行しているのが白やグレー、くすみカラーや淡い色で「儚げメイク」がよく似合うアンニュイな雰囲気のコーデが人気となっています。
今小川屋にご来店されるお嬢様の過半数が必ず試着しています。
振袖というと豪華で派手な柄をイメージしますが、最近のママ振袖はシンプルなものが多いです!
シンプルなデザインが好きなお嬢様には気に入ってもらえますが、豪華なものがお好きなお嬢様にはイマイチ…
「だってお祝いだよ?豪華で派手にしたい」とおっしゃったお嬢様もいました。
お嬢様が流行に敏感だとお母様の振袖ではなく流行りのものが着たいとの意見が出るかもしれませんね!
小川屋では振袖はそのままで帯や小物、草履バッグを変えることでイマドキコーデにすることもできますので一度ご相談ください!
着物に付いた香り
二十何年ぶりにタンスから出されたお振袖は大体が「樟脳(しょうのう)」の匂いがするかもしれません。
樟脳とは天然由来の防虫剤のことで衣類の保存をする際に使われるものです。匂いの特徴を簡単に説明すると「昔ながらのおばあちゃんちのタンスの匂い」です。
あとは振袖からほんのりカビのような匂いがしたり…
長く保管されていると様々な匂いが付いてしまいます。これは仕方のないことです。
丸洗いのクリーニングでは匂いが落ち切らないことがしばしば…
一度ついてしまった匂いを完全に落とすことは難しいので風通しの良いところで陰干して様子をみましょう。
匂いやカビ汚れが気になるからとファブリーズやカビキラーは絶対にかけないでください!!
シミや変色の原因になります。
帯結びの変化
お母様の世代とお嬢様の世代で帯結びが変わってきています。
昔はふくら雀という結び方が主流でしたがたくさんの変わり結びがあり、何枚も羽が出た豪華な結び方が主流になっています。
こちらは2021年の成人式の帯結びになります。そうです私です^^;
ヒダや羽がたくさんあってとても豪華ですし、ボリュームがありますよね!
近年結び方が変わったことにより帯も変わってきています。
昔はしっかりとした固めのハリのある帯でしたが、最近の帯は柔らかくしなやかで、20~30cmほど長めに作られています。
お母様の帯で変わり結びをするのは少し大変かもしれませんね…
なので最近は帯を新しく購入されるママ振袖のお客様が増えています。
帯を変えるとコーデの雰囲気が変わります。
それに合わせて重ね衿や帯揚げ帯締めを変えるだけで振袖はそのままでもイマドキコーデにすることができます。
帯も結びやすくなってコーデも新しくなっていいこと尽くしですね!
ママ振袖を着用するにあたって
ママ振袖はお手持ちのもの全てで済んでしまうと思われがちですが、思ったよりも注意すべきポイントが多いですよね(汗)
レンタルよりも費用が掛かってしまうこともしばしば…
それでもお母様の振袖を着たいお嬢様や自分の振袖をお嬢様に着てもらいたいお母様がいらっしゃいます。
小川屋はそのようなお客様のニーズにお応えします。
お困り事のご相談や不安なことがありましたらご連絡や直接店舗にてお問合せください。