【総絞り振袖】ヴィンテージ風が人気！ 成人式の着こなしノウハウ

こんにちは！　群馬県前橋市にある振袖専門店・小川屋スタッフの斎藤です。

8月も終わりに近づいてきましたが、まだまだ厳しい残暑が続きそうです。

さて、今回のテーマは「絞りの振袖の着こなし」についてです。
絞りの振袖については、これまでもこの小川屋振袖情報ブログで何度かとり上げてきました。
今も昔も人気！絞りの振袖の魅力 

特に「総絞り」の振袖は昔から「高級着物」の代表格として知られていますが、ここ最近は、おしゃれな「ヴィンテージ調」の振袖コーデとしてお嬢様たちに大人気です！
そこで、今回は絞りの振袖が人気の理由や、「今っぽく」着こなすポイントについてお伝えいたします。

「総絞り」の振袖とは？

高度な技術と手間のかかった「高級品」

「絞り染め」には、疋田（ひった）絞り（鹿の子絞り）、人目絞り、桶絞り、板締め絞りなど、様々な技法があります。
どの技法でも、手間のかかる「職人技」の作業となりますので、絞りの着物はとても高価です。
着物全体に「絞り染め」が施された物を、特に「総絞り」と呼んでいます。
「総絞り」の振袖となると、絞る面積は膨大なものになりますので、「高級振袖」の代表とも言える存在です。

「総絞り」の振袖はどこが違うの？

「絞り染め」は、生地を糸でくくったり縫い締めたりしてから染色するため、染め上がった生地には「ポコポコ」とした凹凸が残ります。そのため、友禅染めなどと異なり、模様に独特な立体感があるのが特徴です。
「総絞り」の振袖は、生地全体に凹凸がありますので、表面はふっくらとしていて、上品で優しいイメージになります。
なお、高価な「絞り染め」の代用として、絞り風の模様をプリントした振袖もよくありますが、「絞り染め」特有の立体感はありません。
ご自宅や祖父母様宅の箪笥に、総絞りの羽織などが眠っているかもしれません。もしあれば、ぜひ緻密なつぶつぶ模様やふんわりした手触りを、お手元でじっくり観察してみてください！

総絞りの振袖にはどんな種類があるの？

大人っぽい「モノトーン」カラーの振袖が人気！

ここ最近、「黒×白」を基調とした総絞りの振袖が、SNSなどを中心に話題になっています。
「絞り染め」の凹凸だけで花柄や古典柄を染め上げた振袖は、シックで「格好いい！」とお嬢様たちに評判です。
一見すると地味に見えそうな総絞りの振袖が、ヴィンテージ風のおしゃれな着こなしになってとても素敵ですよ！

淡い色調でガーリーな振袖も

総絞りの振袖というと「黒」や「赤」などをイメージしやすいですが、ピンクや水色などパステルカラーを基調とした振袖もたくさんあります。
「総絞り」特有の「ふっくらやわらか」な質感が、振袖の優しい色調をより引き立ててくれます。
キュート＆ガーリーなイメージに「総絞り」の持つ高級感と上品さが加わりますので、親御様・祖父母様世代にも好評ですよ。
京都と並ぶ「絞り染め」の一大産地・名古屋のトップメーカー「藤娘きぬたや」さんの振袖は、現代的で明るいカラーが人気です。
小川屋でも、本格派の「総絞り」の振袖を取り扱っておりますので、ぜひ一度お店に見に来てくださいね！
小川屋の特選振袖 

総絞りの振袖を「今っぽく」着こなすには？

昔ながらの「絞り」の振袖は、古くさいイメージになるのでは？　と思われるかもしれません。
絞りの振袖が本来持っている良さを生かしつつ、今時の感覚も採り入れたコーディネートにすれば、シックでおしゃれな着こなしになりますよ！

・シンプル系の帯や小物ですっきりと

総絞りの振袖は、絞りの立体感もあって、ちょっと「重たい」イメージになりがちです。
昨今は、すっきりとした振袖コーデが人気となっています。
シンプルなデザインの袋帯を合わせれば、軽やかで「今っぽい」着こなしになりそうです。

コーデ全体の色数を少なめにするために、「なじませカラー」の帯を選ぶとすっきりとした印象になります。
黒地などシックなカラーの振袖の場合には、「地味見え」しないように、帯揚げや帯締めなどの小物類に「挿し色」を加えてみましょう。
振袖用の帯揚げといえば「総絞り」が定番ですが、あえて綸子（りんず）地などのシンプルなタイプを使ってみるのもおすすめです。

・個性派アイテムをプラスしても良し！

ヴィンテージ感のある「総絞り」の振袖に、ブーツやレース小物など、洋風アイテムを合わせるスタイルも人気です。
振袖がシックなだけに、個性派のアイテムがより引き立って、おしゃれな着こなしになりそうですね！

いかがでしたか？
小川屋では、専門のスタッフがお嬢様のご希望に合わせた「振袖コーディネート」のお手伝いをいたします。
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「ママ振袖」など、お手持ちの「総絞り」の振袖を「今っぽく」コーディネートしたい！というお嬢様も、お気軽にご相談くださいませ。
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