2022年5月20日
みちのく旅
こんばんは!五代目です!
5月も半ば、今日はかなり暑くなりましたね。。。
日差しも夏に近づいている感じですし、
帯下に汗疹が出来る季節も近づいてますね。。
いやはや何とも恐ろしいです。。
そんな中、火曜日から出張で米沢へと行ってきました!
江戸時代に上杉鷹山公により、財政を立て直す為に
地域の特産物として藩営の織物工業が導入され
現在も米沢周辺には沢山の機屋さんがあります!
上杉神社に建つ鷹山公の銅像と鷹山公の有名な言葉
「 なせば成る なさねば成らぬ何事も
成らぬは人のなさぬなりけり 」
素晴らしいお言葉です!
鷹山公の教えが残る米沢で、色々と学んできました!
着やすく、しわになりにくく、着る人の為のモノづくりで
わたくしも何枚も愛用しております佐志め織物さん。
佐志めさんは社長さんが体調を崩されたと聞いて
研修というより、とにかくお会いしたかったので
今回の米沢行きを決めたといっても過言ではありません。
この業界に入ってから20年、駆け出しの新人時代から
優しく接して下さり、若いわたくしの話しにも
ちゃんと耳を傾けてくれる、素晴らしいお人です。
本当にお元気になって良かったです!安心しました!
一緒に研修に行った呉服屋さんの仲間に
佐志めさんのキモノを思い切りオススメしました(笑)
その後は、明治期から衰退した紅花染を復興に尽力し
現在の五代目社長は日本工芸会の正会員として
活躍をされている新田織物さんにお邪魔してきました!
これが全て紅花で染められた色なんですよ!
一番左の紅色は何回も何回も繰り返して染まるそうです!
藍染といい、草木染は本当に奥が深いです。。。
きもの業界では京都をはじめ分業制が多いのですが
新田さんは糸染から織りまで一貫生産をしています!
若い職人さんも沢山、雇用されています!
共に業界の明るい未来のために頑張りましょう!!
そして一泊しまして、米沢から北へ移動しまして
北限の絣と言われる白鷹お召を観に行きました!
板締という独特の技法で絣糸を染める白鷹お召。
現在、機屋さんは2軒だけとなってしまっています。。
そのうちの1軒、白たか織物さんへお邪魔しました!
糸作りや織りなどは色々と見てきたのですが
板締を実際に見て聞いて学ぶのは初めてだったので
本当に楽しく学ばせていただきました!!
友禅の職人さんからも良く聞く話ですが
技術を残す為の道具が用意できないという問題が。。
板締は、板を削り溝を作って糸を巻き重ねて締めあげて
そこに染料をかけて、糸の溝部分が染まる技法ですが
この溝を彫る機械もなく、それを作る職人もいない。。
染められてもその道具がない。。
何とかしないといけませんね。。。
学びもありましたが、課題もいただきました。
やるべき事をしっかりと考えられるように
産地へ足を運び、色々と学び、日本の技と文化を
次世代へとつなぐために頑張ってまいります!!
さて、明日からは小川屋では伝統芸能の世界にて
踊りの技と文化を継承されております
日本舞踊 岩井流宗家 家元十一代目岩井半四郎さんを
お招きしまして20日〜23日まで催しを致します!!
詳しくはこちらを↓
https://kimono-ogawaya.co.jp/event/12394/
明日より沢山のご来店をお待ちしております!!
感染症対策の為、来店予約をお願い致します。
ご予約は、こちら↓からよろしくお願い致します。
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