2024年4月15日
振袖選びの秘訣!自分だけの「好き」を見つけて、特別な一枚に
みなさんこんにちは。青山です。
今回は振袖を選ぶときに注目してほしいポイントをご紹介します。
振袖選びの際は、まず最初に好きな色や柄の全体的な雰囲気を見て選びます。そうやって選んだ振袖を実際に羽織ってみて自分に似合うもの、気に入ったものをさらに選んでいきます。しかし、たくさん見比べていくうちにだんだんとどれがいいのか分からなくなってしまうことがあります。
そんな時におすすめなのが、その振袖のどこが好きなのかです。難しく考える必要はありません。ここの柄が好き!ここの色が好き!などなんでもいいんです。その中にある小さな好きを見つけるだけで、より自分らしく、特別な振袖に出会えると思います。
そこで、私が好きな柄や見つけてみてほしいポイントをご紹介したいと思います。完全に私個人の好みなので参考程度に見ていただけたらと思います😊
さまざまな表情を見せる桜紋様の魅力
まず最初にご紹介するのは私が1番好きな“桜”です。桜は人々に春の訪れを告げ、あっという間に散っていきます。私は、その儚さに自然の美しさを感じとても魅了されています。
日本で昔からたくさんの人々に愛されてきた桜は、振袖の中でもたくさん見つけることができます。
これは振袖の肩の部分に描かれていました。優しい色合いのピンクや白の桜が金で縁取りされ、繊細で可憐なところが私のお気に入りです。
またこちらは、地紋(じもん)といって生地に後から模様を描いたり刺繍するのではなく、織り方で生地自体に桜の模様が施してあります。光の加減によってキラキラと浮き出るようなさりげないところがお気に入りです。
一言に“桜”といっても色やデザインのタッチによって印象がかなり変わりますし、川の側に咲き誇るような様子や桜吹雪のように花びらが舞っているのもとても素敵です。
縁起の良いものを集めた宝尽くし
宝尽くしとは、縁起の良い宝物を集めた紋様で福徳を呼ぶ吉祥紋様として親しまれています。
打てば宝が出てくるという打出の小槌や、ありがたいお経などの巻物は知恵や知識の象徴です。また、丸が永遠に続くことから円満が続くという七宝紋様など、それぞれにちゃんと意味があるのです。
ころんっとしたタッチで描かれ、絵本のような雰囲気で可愛らしいところがお気に入りです。
優美な雪輪柄
雪輪(ゆきわ)とは、丸みをおびた図形に六つの窪みがある紋様です。雪がたくさん降るとその年は豊作になると言われ昔から人々に愛されてきました。
雪輪の形がとても優美でたおやかな雰囲気が私の好みで、つい引き寄せられてしまいます。
振袖では、雪輪の紋様の中に植物などを描いて華やかに仕上げていることが多く、ひとつひとつの表情が異なるところも楽しめるポイントです。
珍しい柄にも出会えるかも
振袖には、古典柄だけではなくユニークな柄も多くあります。
これは、振袖を畳んでいた時に偶然見つけてとてもびっくりしたのですが、たくさんのお花の中にお姫様がいるのです!
よく見ないと見逃してしまいそうなところにさりげなく描かれていました。
お屋敷が描かれ、目の前の川に橋が掛かっています。
思わず昔の暮らしに思いを馳せたりと、味わいのある雰囲気に心奪われてしまいます。
振袖をじっくりと見ると偶然の“出会い”があるかもしれせん。その一瞬のトキメキを信じて振袖を選んでみてください。
自分だけのお気に入りの振袖
ここまで私の好きな柄を中心にいくつかご紹介してきましが、いかがでしたでしょうか?
振袖を着たときに一番最初に目に入るメインの大きな柄も豪華で刺繍が施されていたりと素敵ですが、その周りで振袖を彩っている小さな柄にもぜひ注目してみてほしいです。
自分が好きな柄を知っていると、振袖選びもさらに楽しくなり、理想の振袖を選ぶことができます。そうやって自分の『好き』を詰め込んだ振袖には愛着も湧き、前撮りや式典当日がよりいっそう楽しみになると思います。
振袖や自分のお着物をお持ちの方は、ぜひもう一度お持ちのお着物をじっくり見てみてください。新しい発見があるかもしれません。
何百着とある振袖の中から、さまざまな要望に合わせて、振袖選びをお手伝いさせていただきます。お下見も大歓迎です!いつでもお待ちしております。
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