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2023年10月4日



振袖に使われる技法をご紹介します(友禅染め/刺繍/絞り)

こんにちは! 群馬県前橋市にある振袖専門店・小川屋スタッフの斎藤です。

厳しい残暑が続いていましたが、10月に入りようやく秋めいて来ました。これから着物でお出かけするのが楽しみな季節ですね。ひとえ着物を着て、秋まつりや庭園散策、美術鑑賞などもおすすめです。

さて、小川屋では、昔ながらの「伝統技法」による本格振袖を取り扱っております。

今回は、振袖に使われる技法の中から、「友禅染め」「絞り染め」「刺繍・金彩加工」についてご紹介します。

近年、インクジェットプリントの振袖も増えていますが、伝統技法の振袖にこだわる小川屋にぜひ振袖を選びに来てくださいね!
 

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友禅染めとは?


振袖をはじめとする着物の伝統的な「染色技法」といえば、やはり「友禅染め」が有名です。

友禅染めの歴史

友禅染めの名前の由来になったのは、「宮崎友禅斎」という江戸時代・元禄年間に活躍した扇絵師です。

友禅斎の描く絵が京都でたいへん人気となり、「友禅模様」として着物にも描かれるようになりました。

友禅模様は、草花などの緻密で繊細な描写を特徴としています。これを着物に染めるために、画期的な「友禅染め」の技法が開発されました。

何が画期的だったのかというと、絵の輪郭線に「糊(のり)」を置いてから、模様を染めるところです(「糸目糊」)。

この糊があることで、隣り合った模様の染料がまざらず、多彩な色づかいで細かな柄を描くことができるようになりました。

 

友禅染めの振袖の魅力

友禅染めの振袖を染めるには、数多くの工程が必要となります。京友禅では、一つ一つの工程ごとに専門の職人さんがいて、多くの職人さんの分業により振袖が完成します。

なお、加賀友禅では、ほとんどの製作工程を一人の作家が行うという特徴があります。

高度な職人技を使って、手間ひまをかけて染められる「友禅染め」の振袖は、美術品と言ってもよい美しさです。

 

絞り染めとは?


「絞り染め」は、友禅染めが登場するよりもずっと昔からある染色技法です。生地に糸を巻きつけるなどして防染後に染色する技法のことを言います。

「防染」により、生地に染まらない部分ができるため、独特な模様が浮かび上がります。また、糸や器具を取り外した後も「シボ」が残るため、立体感のある仕上がりになるのも特徴です。

絞り染めの種類

絞り染めというと、細かな粒々模様の「疋田(ひった)絞り」を思い浮かべる方が多いかもしれません。

実は、長い歴史のある「絞り染め」には、様々な技法があります。

・桶(おけ)絞り

・人目(ひとめ)絞り

・小帽子(こぼし)絞り

・縫い締め絞り

・杢目(もくめ)絞り

この他にも様々な「絞り染め」技法があり、専門の職人さんの高度な技術によって染められます。

絞り染めの振袖の魅力

生地に細かく糸を巻きつけて染める「本疋田絞り」の振袖は、「絞り染め」の中でも最も手間がかかります。整然と並んだ粒々模様が人の手によるものとは思えないほどです。最高級品である「総絞り」の振袖は、ふっくらとした手触りと着心地も魅力の一つです。

「絞り染め」の模様は、素朴で自然な風合いと、独特な立体感を特徴としています。

実際には、「友禅染め」と「絞り染め」を併用する振袖が多く、二つの技法の「良いとこどり」で振袖の美しい模様がつくり出されています。

 

刺繍や金彩などの加工技法


振袖は「未婚女性の第一礼装」とされる格式の高い着物です。フォーマルシーンにふさわしい華やかさも振袖の魅力ですよね!

「友禅染め」や「絞り染め」などの染色工程の後に、「お化粧」として施される「刺繍」や「金彩」などの加工は、振袖をさらに豪華に見せてくれる技法です。

友禅染めの振袖には、上前の裾や袖、肩など目立つ場所に刺繍や金彩が施されます。

振袖の刺繍

振袖によく使われる刺繍技法として、「金駒刺繍」があります。

金駒刺繍では、「友禅染め」の糸目糊の線上に太い金糸を置き、綴じ糸で縫い付けます。

金駒刺繍の「金」の縁取りがつくことで、振袖の美しい模様がよく目立って、とてもゴージャスです。

金彩


京友禅の振袖などでは、最終工程として、金・銀箔や金粉を使った「お化粧」が施されます。

糸目糊の線上に、糊置きと同じ方法で「金線」を描く技法や、金箔を貼り付ける「押し箔・摺箔」、金粉を振り落とす「砂子」などの技法があります。

鮮やかな友禅染めの模様に、ほどよく金色や銀色が加わることで、上品で華やかな振袖が出来上がります。「ゴールドカラー」には、やはり人を引き付けてやまない魅力がありますよね!

 

いかがでしたか?

小川屋では、伝統技術の魅力がつまった「本格派の振袖」を多数ご用意しております。ぜひ小川屋の振袖会場に見に来てくださいね!

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