2023年9月19日
振袖もカラーコーディネートが重要!|振袖と小物の色合わせを楽しもう
振袖を素敵に着こなしたいなら、お洋服と同様にカラーコーディネートがとても重要です。
振袖を選んだあとは、帯や帯揚げ・帯締め、半衿や重ね衿などを決めていきます。その際、ぜひ色合わせを楽しみながら全体をコーディネートしてください。同じ振袖でも、合わせる帯などの色によって全く違う印象になりますよ。
振袖との色合わせを楽しみたい小物は?
振袖との色合わせを楽しみたいおもな小物は以下の通りです。
・帯…振袖には、おもに「袋帯」を合わせます。袋帯とは表地と裏地が袋状になった帯で、礼装用に使用される格式の高い帯です。
・帯揚げ…帯の上辺を飾る布で、帯枕を隠すための役割もあります。
・帯締め…帯の中央に巻かれている紐で、着付けの最後に結びます。帯の崩れを防いで帯を固定します。
・半衿…長襦袢(着物用の下着)に着ける衿です。お化粧や汗などの衿汚れを防ぎます。
・重ね衿(飾り衿・伊達衿)…着物の襟に直接重ねることで、重ね着しているように見せ、着物を華やかに演出します。
振袖カラーコーディネートのポイント
振袖カラーコーディネートのポイントを見ていきます。まず大前提として、小物を選ぶ際、次のノウハウを押さえておくとよいでしょう。
一体感のある仕上がりには、同系色を選ぶ
一体感のある、やわらかい仕上がりにしたい場合は、振袖にメインで使われている色と同系色で、濃淡や明暗の異なる小物を選ぶとよいでしょう。
メリハリをつけたい場合は、反対色(補色)を選ぶ
コーデにメリハリをつけたい場合や、引き締まった印象にしたい場合は、小物には振袖と反対の色を選びましょう。たとえば水色とオレンジ、紫と黄色、緑と赤など。反対色の組み合わせは若々しい印象も与えてくれます。
バランス重視なら、振袖の地の色や柄に使われている色を選ぶ
振袖の地の色や、柄に使われている色を小物に使うとまず失敗はありません。コーデ全体につながりができて、バランスのよい仕上がりになります。ほとんどの振袖にはたくさんの色が使われているので、その中からご自身の好きな色をチョイスするとよいでしょう。
同じ色調(トーン)を選ぶのは統一ルール
統一ルールとして、なるべくパステル調の振袖にはパステル調の小物、ビビッドカラーの振袖にはビビッドカラーの小物、くすみカラーにはくすみカラーというように、振袖と同じ色調(トーン)の小物を選びましょう。同じ青色でも、パステル調、ビビッドカラー、くすみカラーでは雰囲気が全く違うので、別々の色調を合わせるとちぐはぐな印象になってしまうからです。
振袖カラーコーディネートのおすすめ例
ここからは具体的なおすすめのカラーコーディネートをいくつかご紹介します。これから振袖の色合わせを考える方は、少しでも参考にしてくださいね。
*例示の振袖には、メインの色のほか、柄にも様々な色が入っているものとお考えください。
赤系振袖のカラーコーディネート
お祝い事を意味する赤は振袖カラーとしても定番人気。色合わせによってさまざまな印象を演出することができます。
例1)王道の赤を大人っぽく
帯…黒メインの重厚感がある柄
帯揚げ…萌葱(もえぎ)色
帯締め…赤×ゴールド
半衿…黒地に花柄でシックに
重ね衿…萌葱色×山吹色
例2)赤をとことんガーリーに
帯…ゴールド×紺×赤
帯揚げ…紫色の絞り
帯締め…濃いピンク×ゴールド
半衿…白地に赤・ピンクの花柄
重ね衿…紫×白
パステルカラー振袖のコーディネート
パステルカラーの振袖は、着る人を優しい雰囲気に包んでくれ、「愛されカラー」として人気です。
例1)パステルピンク振袖をキュートに
帯…クリーム色
帯揚げ…黄緑色×ピンクの絞り
帯締め…オレンジ×黄色
半衿…薄ピンク
重ね衿…濃ピンク×黄緑色
例2)ミントグリーンの振袖でさわやかに
帯…クリーム色
帯揚げ…パステルオレンジ
帯締め…水色×ピンク
半衿…白
重ね衿…淡いパープル
濃色振袖のコーディネート
黒や紺の濃色振袖は、都会的なコーデを好む方に選ばれています。
例1)黒色振袖を華やかかつ上品に
帯…ゴールド
帯揚げ…赤
帯締め…黒×赤
半衿…プラチナゴールド
重ね衿…赤
例2)紺色振袖を品よく愛らしく
帯…ゴールド×濃いピンク×濃い水色
帯揚げ…赤
帯締め…紫×ピンク
半衿…白地にゴールドの刺繍デザイン
重ね衿…レース×パール
白色振袖のコーディネート
清楚なイメージの白は、振袖の人気色です。また二十歳の記念式典は冬に開催されますが、冬に着る白は美しく、着る人を凛と見せてくれます。
例1)白色振袖で清楚とキュートのバランスOK!
帯…濃紺
帯揚げ…水色
帯締め…水色
半衿…プラチナゴールド
重ね衿…赤
例2)白色振袖だからできる!思い切りカラフルに
帯…ピンク×クリーム×白
帯揚げ…パステルグリーン
帯締め…水色×ゴールド
半衿…白地に赤の花柄刺繍
重ね衿…オレンジ
緑系振袖のコーディネート
緑色の振袖は、落ち着いた雰囲気を好む方に人気です。幅がある色なので、好きなテイストを選びましょう。
例)深緑色の振袖で落ち着いた中にもキュートさを
帯…アイスグレー×赤×ゴールド
帯揚げ…紫色
帯締め…紫色×山吹色
半衿…白地に赤×ピンク×緑の植物柄
重ね衿…紫
黄色系振袖のコーディネート
黄色系振袖は着る人や見る人を、楽しく明るい気分にしてくれます。近年人気のレトロコーデも、黄色系をベースにすることで、よりポップな印象に。
例)からし色振袖で人気のレトロコーデ
帯…グレー×黒
帯揚げ…えんじ色
帯締め…深緑色
半衿…白×黒の市松模様
重ね衿…えんじ色×紫
振袖を選んだあとは、小物の色合わせを楽しもう!
ここまで、振袖と小物のカラーコーディネートについて見てきました。色合わせのポイントやおすすめのコーデをご紹介しましたが、実際には、色合わせに「正解」はありません。振袖を着る皆さまが「この色合わせが好き!」と感じる気持ちが一番大切です。ぜひ、ご自身のお好みのカラーコーディネートで、理想の振袖姿を完成させてください。
もし、何かわからないことや不安なことがあれば、振袖専門店のスタッフに相談してみましょう。小川屋でも知識と経験豊富なスタッフが皆さまのお越しを心よりお待ちしております。
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