群馬では前橋小川屋でしか見られない!?特選振袖の魅力その① 藤娘きぬたや編 | 【小川屋】振袖レンタル・購入・成人式前撮り-群馬県前橋市・高崎市
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2024年2月25日



群馬では前橋小川屋でしか見られない!?特選振袖の魅力その① 藤娘きぬたや編

みなさまこんにちは。青山です。

 

毎年2月は小川屋の決算セールが行われます。私は初めての決算セールでした。
着付け用の小物が大特価でワゴンに並び、問屋さんにも協力していただいてたくさんの着物や帯が揃いました。
折り込みチラシをみてご来店いただく方も多く、毎日大盛況となりその活気にとても驚きました。

 

セールの期間中は、振袖コーナーでも『表地半額セール』も開催し、たくさんのお嬢様に振袖を見ていただくことができました!
広々とした売り場や、振袖の多さに驚かれているお嬢様が多かったです。

今回のようなお得な振袖はもちろん人気なのですが、もうひとつ、前橋小川屋ならではの人気振袖があります。

それが、【特選振袖】です!
有名ブランドである『千總』様をはじめ、いわゆる老舗・一流メーカー様の振袖というのは、群馬県内でもお取り扱いできる店舗はあまり多くはありません。
そのため当店では、県内のみならず県外からもお問い合わせやご購入のためご来店されるお客様が多くいらっしゃいます。
そこで、今回はそんな希少かつ上質な特選振袖の魅力についてをご紹介したいと思います。

 

振袖製作の工程からこだわりまで、かなりボリュームのある内容になったので2回に分けてご紹介します!

 

総絞りで魅せるワンランク上の振袖 藤娘きぬたや様

 

今回ご紹介したいのは「藤娘きぬたや」様の振袖です。

 

 

着物のことが分からなくても一目で “何か他とは違う!”と思えるこちらの総絞りの振袖を、社長と「小川屋のゴッドマザー」ことベテラン営業スタッフの長谷部さんにコーディネートしてもらいました!

 

絞り特有の柔らかい質感があり、独特の雰囲気があるので、帯選びはとても難しかったです。私にはどんな帯が合うのかすぐにイメージできませんでした。
しかしやっぱり長谷部さんはすごいです!振袖の優しい色味を生かした水色とゴールドの帯を選んでくれて、この帯を合わせたときに「これしかない!」と思うくらいバッチリでした。
帯締めや帯揚げにも水色を取り入れて、全体的にまとまりがあり、可愛らしいコーディネートが完成しました✨

 

 

 

実際に着てみて、この振袖は私の中でも特にお気に入りの一枚になりました。絞り染めの生地は少し厚めでふわふわとして触り心地がとても良いです。また、凹凸がある分生地を多く使うので他の振袖よりも重みを感じました。体を優しく包み込んでくれるような温かさと安心感にとっても魅了されました!

 

「絞り」って何?

 

「絞り」って聞いたことがありますか?
おそらく、振袖選びの際に1度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

そもそも「絞り」とは生地を染める技法のひとつです。
生地の一部を糸などで括り、それを染料でそめます。全体が染まった後に、括っていた糸をほどくと括られていた部分が染まらずに白く抜け模様となります。ほどいた時に初めて出来映えが確認できるのです。

 

 

この一粒一粒を手作業で糸で括って、染め上げているので、生地の凸凹とした風合いが特徴です。

今回の振袖は「総絞り」です。文字からわかるように生地全体に絞り染めが施された振袖です。ものにもよりますが、総絞りの振袖にはおよそ20万粒ほどの絞りが施されています。
これを全て手作業で行うと想像すると気の遠くなるような作業です。1着仕上げるのに1年以上、物によっては2年~3年も要するため、とても高級品なのです。

「藤娘きぬたや」様の魅力

 

藤娘きぬたや様の振袖は、なんといってもその華やかさが魅力です。
パステルカラーを中心とした明るい色で染め上げた振袖は、他の振袖にはない鮮やかな色味で人目を惹くことは間違いありません。

 

 

こだわりの本疋田絞り

また、藤娘きぬたや様の得意とする本疋田絞り(ほんびったしぼり)の着物は最高級品として有名です。(残念ながら現在小川屋には本疋田絞りの着物はありません😢)

 

そもそも疋田絞り(ひったしぼり)とは、京鹿の子絞り(きょうかのこしぼり)と呼ばれる技法のひとつです。

生地を四角くつまんで四折りにして綿糸を4回ほど巻き付けて括り、染め上げた後に糸をほどきます。

染め上がった模様が、子鹿の背中の斑点に似ていることから鹿の子絞りと呼ばれているそうです。

 

 

その中でも本疋田絞りとは疋田絞りより更に目の細かい絞りのことを言います。
一般的には絹の糸を7回以上巻き付けたものを本疋田絞りというのですが、藤娘きぬたや様では絹糸を11~12回巻いて一粒あたりの白地が多くなるように染めます。そのため、先端の染まる部分が小さく細かくなるので、より繊細で美しい表現ができるのです。

絹糸となると綿の糸よりさらに細くなるので、より繊細な作業となります。糸がゆるいと色が滲み模様が作れず、逆にきつすぎても生地を傷めてしまいます。

 

また、生地巾である1尺5分(約40cm)の幅に45粒の絞りを施したものを45立て(だて)と言うのですが、藤娘きぬたや様では47粒を絞るのが特徴です。

一粒一粒の間隔を正確に緻密に配置するのは、職人さんの高い技術が必要です。

 

ちなみに振袖ではありませんが、今回の決算セールで問屋さんが用意してくださった商品の中に、偶然 藤娘きぬたや様の本疋田絞りの訪問着がありました!!

 

それがこちらです!  ↓↓↓↓

 

 

 

柔らかいピンク色の生地に、藤娘きぬたや様らしい鮮やかな色合いの訪問着ですね。

実際に触ってみると、本疋田絞りと疋田絞りの違いは明らかです!
本疋田絞りの方が、粒がしっかりとしていて先端が尖っており、チクチクしているように感じました。
疋田絞りでは先端はもう少し丸みを帯びていて、ふわふわとした感触です。

また、最初に着用した振袖の生地アップ画像と比較しますと、やはり、粒が細かく均等に並んでいて改めて職人さんの凄さを実感しました!

 

世界から注目される絞りの技術

 

そんな、こだわりと高い技術力を誇る藤娘きぬたや様はニューヨークで個展を開くなど、海外からも注目を集めています。
さらに、メトロポリタン美術館には、製作期間5年という総絞りの振袖が、永久所蔵されています。
世界中の人々に長きにわたって楽しんでもらえるのは、日本人としてとても嬉しくなります。

国内でも、芸能人をはじめ著名人の方々が藤娘きぬたや様の振袖を着用されています。
お正月番組や結婚会見など、テレビで見かける機会もたびたびありますので、振袖に注目して見てみるのもおすすめです!

メディアでも取り上げられていることで、再注目される絞りの振袖ですが、
今回ご紹介したように絞り染めは非常に高度な技術と手間暇がかかることから、現代では希少な存在となっています。

レアな振袖であるのはもちろんのこと、総絞りの振袖が持つ独特の存在感や美しさは唯一無二だと思います。
「誰かと被りたくない。」「個性的な振袖を選びたい。」「私らしさを表現したい。」そんなお嬢様にぴったりです!

少しでも特選振袖が気になった方は、ぜひお気軽にご来店ください!

ご予約はこちらから

また、小川屋では決算セールの第2弾を開催中です!!

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当店で5年以内に振袖をご成約されたVIP会員のお客様にはうれしい来店特典も…!?

第2弾は2月26日(月)までとなりますので、ぜひこの機会をお見逃しなく!

 

気になる小川屋の振袖プランはこちら↓

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成人式の振袖や帯、和装小物も豊富に取り揃えております。

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