2021年4月1日
前橋で成人式の振袖選びはどうする?
こんにちは、群馬県前橋市の振袖専門店小川屋スタッフの佐藤です。
新年度を迎える4月。学生さん達は進学、
社会人の方は入社や転勤などの移動に伴い、
新しい環境での生活を始める方もいらっしゃることと思います。
さて、今回は前橋市で振袖をお探しのご家族やお嬢さまに向けて、
地域密着の呉服専門店小川屋ならではの取り組みについて紹介していきたいと思います。
成人式当日のことを考えると、自宅から近かったり、成人式の会場に行きやすいなど
立地面でのメリットやサービスがちゃんとしているところが良いなど、いろいろお考えですよね。
でも着物を着るという日本文化に触れる機会でもあるので、
着物の魅力や前橋市の歴史についてより一層理解を深めていただけるきっかけになれば嬉しいです。
県都前橋生糸(いと)の市(まち)
群馬県民には、なじみの深い上毛かるた。
その中で「県都前橋生糸(いと)の市(まち)」と謳われているように、
かつて前橋市は絹産業のまちとして栄えていました。
江戸時代には生糸(絹)が貿易品の中心として扱われており、
日本の近代化を担う貴重な産業でもあったのです。
中でも日本有数の養蚕地帯であった前橋市は、世界から注目を集めており、
ヨーロッパなどでは良質な生糸のことを「マエバシ(前橋)」と呼んだともいわれています。
その技術は国内にも広まり、桐生や伊勢崎など群馬県の絹産地としての礎を作りました。
しかし、時代の流れと共に和装から洋装へと移り変わり、
製糸業も規模が縮小されています。
生糸における織りや染めなどの技術は、和装文化における重要な役割を担っています。
日本の伝統文化でもある和装文化を後世に残していくためにも、
その基礎となる生糸の産地や技術を守り伝えていく必要があるのです。
地域密着型の呉服専門店『小川屋』の取り組み
伝統の技と着物の美を伝承するイベント『伝承展』を開催
こうした現状に危機感を持ち、
「着物の美しさや職人の手仕事がもつ伝統技術の素晴らしさをもっと多くの人に知ってもらいたい」と立ち上がったのが当店の大黒柱であり社長の伊藤大介です。
着物デザイナー森尻春司さん、前橋まちなかエージェンシーの皆さんとタッグを組み、
2019年9月に「前橋市芸術文化れんが蔵」にて、
新たな視点で着物の魅力を伝えるイベント『伝承展』を開催しました。
イベントでは、日本の伝統的な染色技法の一つ「型染(かたぞめ」における着物の製作工程を披露。型染は、和紙に模様を彫った型紙と防染糊を使って模様を染める染色技術で、
染色技法の中でも最も精緻な模様を染め出す技術として知られています。
当日は、森尻さんが着物をデザインする際に描いた図案や
職人さん達によって彫られた何十枚もの型紙を紹介していきました。
職人さんの息づかいまで聞こえてくるような精緻な作品の一つひとつに
来場者の多くが魅せられていました。
染織の着物が出来上がるまでには、たくさんの工程があり、
その一つひとつが職人さんの手仕事により行われています。
着物がもつ繊細な美しさは、
長い歴史をかけて培ってきた伝統技術によって生み出されているのです。
伝承展では、群馬県の希少絹「小石丸」を用いた着物を森尻春司さんがデザインし、
職人さんによって染め上げられた着物も展示されました。
生糸の産地である群馬と京都の染めの技術がコラボレーションして
一つの作品を作り上げる斬新な取り組みでした。
こうしたイベントを通じて、
一人でも多くの方に和の文化の素晴らしさを伝えていきたいと思っております。
↓地元メディア「いまここ」に取り上げられました↓
前橋めぶくフェスや夏祭りでの地域とのふれあい
小川屋では前橋市の皆さまとのふれあいを大切にしたいと考えております。
前橋市中心商店街で毎年10月に開催される『前橋めぶくフェス』では、
小学生以下のお子様を対象に友禅染めを無料で体験していただくイベントを開催しました。
初めて友禅染めを体験した子ども達が思いおもいの色使いで染め上げていく様子が印象的でした。
しかし、昨年はコロナ禍の影響でこうしたイベントは、ほとんど中止となってしまいました。
そんな中、小川屋では地域の皆さまに楽しんでいただける
取り組みが何かできないかと話し合い、8月にお店で夏祭りを開催しました。
お子さまが楽しめるよう、ヨーヨー釣りや宝探し、水鉄砲射撃などのゲームを企画、
お祭りムードを盛り上げるため冷やしたラムネを用意しました。
参加してくれた子ども達の楽しそうな様子を見て、私達が元気をもらえました。
また、「せっかく着物を持っていてもどこにも行くところがなくて残念だわ」との
お客さまからの相談で夕涼みの会を開催。
感染症対策に万全の注意を払いながら、着物の着用イベントを開催しました。
このような状況だからこそ、
地域の皆さまと一緒に楽しめるような企画をどうやったら開催できるのかを考え、
工夫を凝らしていきたいと思っております。
これからも地域の皆様と共に
小川屋は今年で創業146年を迎えます。
100年以上もの長い歴史において前橋市で商売を続けてこられたのも、
沢山のご愛顧に支えられてきたおかげです。
老舗呉服店という和装文化の担い手として、地域の皆さまとの絆を大切にし、
少しでも地元貢献、前橋の皆さまに着物という日本文化に触れていただけるよう
これからも努めてまいります。
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成人式の振袖選びは、群馬県前橋市の小川屋にお気軽にご相談ください。
ご来店の際には、ウェブフォームから「ご来店予約」をいただくとスムーズです。
24時間受付しておりますので、ご都合の良いときにお申し込みください。
★小川屋は店内が広いため、充分なソーシャルディスタンスを保って振袖をご覧いただけます。
ご予約されていない場合でも、お近くにお越しの際はどうぞお立ち寄りください。
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創業145年 老舗の着物・振袖専門店「小川屋」は、
前橋市、高崎市、伊勢崎市、渋川市、玉村町、桐生市、みどり市、
榛東村からたくさんのお客様にお越しいただいております。
成人式の振袖や前撮り撮影の実績多数。
着物の素晴らしさ、日本の伝統文化をお伝えすることを使命として
これからも皆様に楽しんでいただける店づくりをしてまいります。
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