2021年3月3日
スタート!
こんばんは。五代目です!
一昨日より新しい期がスタートしました!!
新しい期を迎えるにあたり、小川屋がどうあるべきか?
そんな事をずーっと考えておりました。
小川屋が取り扱う商品、きものをお客様へ提供する物、
それによってお客様はどうなるのか?
本当に色々と考えてまいりました。
小川屋の社長となり、まずは経営理念を変えました。
きものを通して日本の伝統文化を継承し幸せを創造する
この経営理念を具現化するスタッフの指針とは何か?
悩みに悩んで一つの答えが出てきました!
小川屋はきものファンの為にあるべきだ。
そしてスタッフは、きものファンを創造するべきだ。
という事で、小川屋のビジョンとしまして
「すべてはきものファンのために」
新しい期を迎えるにあたり、全社員に向けて
こちらのビジョンをお話させていただきました!!
着物をまた着たい!小川屋にまた来たい!
そんなお店を目指し、全速前進していきます!
ビジョンや新しい期の目標をスタッフに伝えまして
月曜日から出張へと行ってまいりました!
緊急事態宣言が開けました京都へと行きまして
わたくしが責任者を務めております、
きもの情報誌「るると」の夏号の撮影立ち会いです!
カット数も多く20時まで撮影が押してしまい、
緊急事態宣言は解除されておりましたが
飲食店は20時ラストオーダーでコンビニ弁当です(笑)
翌日は、朝から組合の例会に参加しまして
浴衣の注染工場取材の為に、京都から浜松へ移動です!
そして本日、朝一番で浜松の染工場に行ってきました!
前回の東京オリンピック時に生産のピークを迎え
いわゆる機械染に頼らない生産数はと言うと激減。。。
出荷ベースでピーク時の5%に満たない程です。。
機械染を含めない出荷数だったピーク時に対して
機械染まで含めての出荷数でもこのレベルです。
ちなみに、去年は一昨年の半分以下になりました。
今年も夏祭りや花火大会がなくなるとどうなる?
そんな浴衣業界の危機を脱する為に、
「日本の夏を浴衣で楽しむ」をテーマに
わたくしの責任の元で、ロケと取材をしてきました!
注染は手ぬぐいでも有名な染色技法です!
図案から型をおこし、その型で防染糊で伏せた後に
染料を注いで染めるので注染と言います。
糊伏せから、染料を注ぐまでの工程です。
染料を注いだ反物は、下の様に染まるのです!!
染料を注ぐ量、タイミングもはじめに注いでから
職人による感覚で全て染められます!!!
長くやっていると瞬間でそれが分かるそうです!
80歳を越えて現役で職人を引っ張る五十嵐さんが
照れながらも質問に答えてくれました!
何度も言っておりますが、日本の職人は本当に凄い!
肌で感じた経験の上に、研ぎ澄まされた感覚。
背中を見て育った職人は背中で教える世界。
技を継承するにはマニュアル化も必要かと思いますが
しかし、そうなると技は継承されても
肝心な職人の魂、個性が無くなる気もします。。。
こういった課題もあるとは思いますが
とにかく、職人さんの仕事がなくならないように
値段だけではなく、本物をしっかりとオススメする
そんな小売店でありたい!と心から思います。
新しい期のスタートに、素晴らしい職人技を見て
とても良い勉強をさせていただきました!
2021年度もお客様の為に、きもの業界の為に、
そして従業員の為に全速前進で頑張ります!!
今日、明日と定休日でお休みとなります。
ご不便をおかけしますが、何とぞご了承下さい。