2025年1月14日
無事に成人式を終えられた後の振袖のお手入れ
あけましておめでとうございます。
群馬県前橋市にある振袖専門店・小川屋スタッフの斎藤です。
2025年(令和7年)がスタートしました。本年もよろしくお願い申し上げます。
小川屋は今年で「創業150年」という節目の年を迎えました。
これからも、地域密着型の呉服店として、地域の皆様の「晴れの日」を精一杯サポートさせていただきます!
さて、「はたちのつどい」(成人式)を無事に終えられた後は、大切な振袖をしっかりお手入れしておきましょう。
着用後の振袖のチェック・お手入れ・保管方法などについて、お伝えいたします。
脱いだ後の振袖はどうする?
ステップ1:着物ハンガーにかける
成人式(はたちのつどい)から帰宅したら、脱いだ振袖や襦袢をすぐに「着物ハンガー」にかけましょう。
「着物ハンガー」は、着物を広げて吊るすための専用ハンガーです。横方向にまっすぐ長く伸びる構造になっていますので、着物の肩から袖までをしっかり伸ばしてかけることができます。
※小川屋でお買い上げいただいた「振袖一式」には、セット内容として着物ハンガーが含まれています。
なるべくシワを伸ばすようにして、振袖、長襦袢、帯を着物ハンガーにかけてください。
ステップ2:シミや汚れのチェック
着物ハンガーにかけた振袖や襦袢は、全体をしっかりチェックして、「シミ」や「汚れ」がないか確認してください。
表地だけでなく、裏地まで丁寧にチェックします。
・口紅やファンデーション汚れ
・泥ハネ、裾汚れ
・食べ物や飲み物のシミ
・刺繍のほつれなど
シミや汚れを見つけた場合は、絶対にご自身で落とそうとしないでください!
正絹(シルク100%)の着物は、ご自宅でお洗濯することができません。
また、着物の「シミ抜き」は、専門の職人さんに依頼する必要があります。ご自身で対処しようとすると、生地を傷めたり、かえって落ちにくくなったりする危険性があります。
小川屋では、着物や帯の「お手入れ」のご相談を承っています。
振袖に「シミ」や「汚れ」がある場合は、なるべく早めに小川屋にお持ちください。
お手入れ・メンテナンス | 【小川屋】振袖レンタル・購入・成人式前撮り-群馬県前橋市・高崎市
大切なお着物だからこそ知っておいてほしいこと 前橋小川屋の着物クリーニング | 【小川屋】振袖レンタル・購入・成人式前撮り-群馬県前橋市・高崎市
ステップ3:室内で「風通し」をする
着物ハンガーにかけた振袖や襦袢・帯は、室内の風通しの良い場所に吊るして、「陰干し」してください。
・日の当たらない場所に吊るす
・2~3時間程度でOK
丸一日着用した振袖は、汗や湿気をたっぷり吸いこんでいます。
しっかり「風通し」をすることで、しみ込んだ湿気を飛ばしてから収納する必要があります。
湿気を吸い込んだままタンス(収納ケースなど)にしまうと、後からカビが生えたり、臭いが出たり、汗ジミや変色が出る原因にもなります。
「風通し」のために吊るしておく時間は、2~3時間で大丈夫です。長くても翌日には、ハンガーから外してください。
長時間ハンガーにかけっぱなしにすると、ホコリがついたり、型くずれを起こしたりしますので、「風通し」が終わったらすぐにたたんで収納してください。
振袖の収納・保管方法
ステップ1:振袖の「たたみ方」
「風通し」が終わった振袖や襦袢は、決まった手順通りにきちんとたたんでから「たとう紙」で包みましょう。
振袖のたたみ方については、以下のページに画像つきの解説を掲載しています。
振袖のたたみ方とアフターケア | 【小川屋】振袖レンタル・購入・成人式前撮り-群馬県前橋市・高崎市
襦袢のたたみ方は、振袖とは異なりますのでご注意ください。
ステップ2:たとう紙や専用の「収納袋」に入れる
たたんだ振袖は、和紙でできた「たとう紙」または専用の「着物収納袋」に入れます。
着物や帯にとっては、湿気が一番の「大敵」です。
「たとう紙」や「着物収納袋」は、通気性が優れているため、着物の収納に適しています。また、着物にホコリやシワがつくのを予防する役割もあります。
ステップ3:桐タンスや収納箱に保管する
たとう紙(または収納袋)に入れた振袖は、桐タンスに入れて保管するのがおすすめです。
桐タンスには、「内部の湿度を一定に保つ」「虫をよせつけにくい」という特長があります。
桐タンスが無い場合は、桐製の収納ケースや収納箱を用意するといいでしょう(ご購入時の紙箱や段ボールなどに保管するのは避けましょう)。
桐タンス(桐箱)は、風通しが良く直射日光が当たらない場所に設置しましょう。
桐タンスに入れっぱなしにせず、半年~1年に1回程度は、タンスから出して「虫干し」をしてください。
草履や小物のお手入れ
足袋や肌襦袢(着物スリップ)など、直接肌に身に着ける物は、洗濯をしてから保管します。
足袋の汚れは、ブラシなどでこすってしっかり落としてください。
草履やバッグは、きれいな布で「乾拭き」をして汚れを落としましょう。落ちにくい汚れはかたく絞った雑巾などでふき取り、しっかり乾燥させてから保管します。
ご購入時の紙箱などに入れておくと「カビ」が発生しやすいので、除湿機能のある「専用収納ケース」などがおすすめです。
いかがでしたか?
振袖や襦袢の軽い汚れは「丸洗い」で落すことができます(丸洗いで落ちないシミは専門の「シミ抜き」が必要です)。
小川屋では毎月〇のつく日(10日・20日・30日)を「丸洗い」の日としています。お得にお手入れができるチャンスですので、ぜひご利用くださいませ。
振袖のお手入れや保管方法について、ご不明な点がございましたら、お気軽に小川屋スタッフにお問い合わせください。
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