実はレンタルよりも高い!?ママ振袖を検討する際のポイント!【群馬県前橋市|小川屋写真館】

振袖

こんにちは!前橋市中央通りにありますスタジオ桑町 小川屋写真館の前野です。
決算期である2月もいよいよ終わりを迎えようとしています。決算セールの第2弾や七五三の祝着セール延長などもあり、週末はもちろんのこと、朝から大雪だった平日でさえも、沢山のお客様にご来店いただきました! 連日、写真館では撮影を行っていましたが、撮影中も賑やかな声が売り場からたくさん聞こえてきました。相変わらずコロナ禍で大変な状況ではありますが、そうした中で当店を選んでいただき、足を運んでいただけることに感謝でいっぱいです。誠にありがとうございます! 小川屋は28日に棚卸のため店休日となりまして、3月1日からまた気持ちを新たにスタートしてまいります! これからもどうぞよろしくお願いいたします!

さて、今回は以前管理部の塩尻さんに振袖のアフターケアについてお伺いしたことを記事にしたときに、書ききれなかったママ振袖について今回はまとめてみました!

成人式後の振袖のアフターケアについて【群馬県前橋市|小川屋写真館】

そもそもママ振袖とは?

名前の通り、お母様の振袖のことを言います。とはいえ、実際にはお祖母様や、お姉様、ご親戚の振袖など、お持込みの振袖であればすべて『ママ振袖』と総称して呼んでいます。
当店では、【ご購入】・【レンタル】・【ママ振袖】と大きく分けて3種類をプランとして設定しております。 最近では、当店でもママ振袖プランを利用し、お手持ちの振袖を着用されるお客様もとても多い印象です。

ママ振袖が選ばれる理由

大切な振袖を引き継ぎたい

一番の理由は「振袖に特別な思い入れがある」からだと思います。お祖母様がお母様へと購入した振袖。それをまたお母様からお嬢様へと引き継ぐ…。ママ振袖には着物が繋ぐ特別な絆があるように感じます。お母様からお話を伺うと、ご自身の振袖を着たお嬢様の姿を見て、とても感慨深い思いを抱くようです。お嬢様の成長に喜び、美しい晴れ姿に感動しながら、ご自身のハタチの頃を思い出し、「私の時はこうでした」と懐かしそうにお話してくださる方も多いです。

親孝行としてのママ振袖

お嬢様側にも、ママ振袖に対して特別な想いがあるようです。撮影をしていてお嬢様から良くお伺いするのが「この振袖を着られて良かった!」という言葉。より深堀して聞いてみると、お母様やお祖母様、またご家族の皆さんが喜んでくれるなら…とママ振袖を選んだそう。写真館のアシスタント、力石も以前インタビューで話していましたが、ママ振袖は親孝行の一環として考えている、しっかり者のお嬢様も多いようですね。

小川屋写真館 突撃!インタビュー~アシスタント編~【群馬県前橋市|小川屋写真館】

トレンドにもマッチ!?

特別な想いもありつつ、お洒落に敏感なお嬢様たちにとって、盛れる振袖であることももちろん重要です。振袖にもトレンドがありますが、最近の傾向は無地や柄が少なく、シンプルで落ち着いた振袖が人気。ちょうど、お母様世代の振袖のデザインが今のトレンドに近いことも人気の理由かもしれません。

ママ振袖は低予算?

ママ振袖を選ぶ理由として、色々ご紹介してみましたが、もう一つよく聞く理由が「ママ振袖なら予算を安く抑えられる」というもの。確かに、振袖をご購入またはレンタルするとなると、振袖自体にお金がかかります。一方で、ママ振袖ではお手持ちの着物を着るのですから、振袖代はかかりません。例えば、前撮りと式当日の振袖参加をご検討しているのであれば、2回分の着付け&ヘアメイク代、そして撮影料と写真代だけ、ということになります。当店のママ振袖パックであれば撮影代、着付け&ヘアメイク(前撮り&当日)込みで55,000円(税込)で完結。(※写真代は別途かかりますのでご了承ください。)
【小川屋のママ振袖パック】
当店のレンタルパックは88,000円(税込)からとなりますので、ママ振袖パックはお得!と思うかもしれませんね。ですがちょっと待ってください。ご自身に合わせてお仕立てする新しい振袖や、きちんと管理されたレンタルの振袖とは違いますので、着用をご検討される際には注意が必要です!

ママ振袖が必ずしも「お得な方法」ではない理由は4つ、あります。

① 振袖や帯、長襦袢のコンディションが悪い

ママ振袖をご検討のお客様は、まず振袖一式をお持ちいただき、状態を確認させていただいております。その時に、一番問題となるのが、コンディションの悪さ。お手入れの記事でご紹介しましたが、着物を管理するのは十分に注意しなければなりません。汚れをそのままにしたり、こまめにお手入れせずに長期間タンスにしまいっぱなしにしていると、問題が生じる可能性があります。当店でも良くあるトラブルが、変色やカビ。元々、正絹の着物は黄色く変色しやすく、白の着物がクリーム色になってしまった…! なんて事が起こります。また、汗がついたままにしてしまうと、黄変という黄色のシミが発生。また、湿度の高い場所や虫干しをしないでおくと、カビが生え、変色を起こします。すぐの汚れなどであればお手入れで簡単に落ちますが、長期間放置された変色などはお手入れが難しくなってしまいます。また、それ以外に虫食いや、箔落ち(箔が劣化して剥がれてしまうこと)なども。ママ振袖をご検討いただく際に、まずはお手持ちの振袖を出してみて、よく確認をしてみましょう。

② 振袖や帯、長襦袢のサイズが合わない

お母様と身長や体格が同じくらいであれば問題ないのですが、そうでない場合、サイズが全く合わない可能性があります。着物は着る方のサイズに合わせてオーダーメイドで仕立てるので、注意が必要です。 特に、最近のお嬢様は手足がとても長いため、お母様と身長や体格は同じくらいでも、裄丈(背中心から手首までの長さ)が足りず、短めになってしまうことが多いのだそうです。裄丈が短いと、どうしてもツンツルテンな印象になってしまいます。また、帯も昔のものは今のものより短く、生地が固くしっかりしていることが多いため、今風の凝った帯結びができない場合があります。成人式当日に着用するだけなら、多少の丈の短さや帯結びなど、問題ないかもしれませんが、もしも前撮りを検討されている場合は注意が必要です。

③ 着付けのための小物類が無い(または古い)

振袖を着付けるためには、沢山の小物類を用意しなければなりません。そうした小物類が足りない場合は、買い足しが必要となります。また、当店の着付け師さんから良く聞く話が、コーリンベルト。着物の衿が開かないように固定する目的で使うベルトで、両端がクリップのようになっています。このコーリンベルトが古くなると、クリップや金具などが劣化して、割れたりして壊れてしまうことが多々あるのです。そして、もう一つ話題になるのが帯枕。当店では通常のお太鼓を結ぶ時と同じ帯枕を使用していますが、蛤型の帯枕をお持ちになるお客様が時々いらっしゃいます。蛤型は、ふくら雀という振袖の定番帯結びの際に使用しますが、最近は仮紐で対応できるそうなので、わざわざ蛤型の帯枕を使用することは少ないようです。

④ デザインが古い

振袖にもトレンドがあるということを前述しましたが、お母様の時代と今ではやはりずれが生じることもあります。ママ振袖をお母様の時と全く同じように着用するパターンは当店でも少なく、通常は帯や帯締め・帯揚げ、衿類や草履バッグなどポイントとなる小物をお嬢様用に新調し、今風なコーディネートに変えることが多いです。また、振袖の表地や八掛、長襦袢などの色やデザインがお嬢様の好みと合わない…という事があれば染め替えなどのリメイクも可能です。

いかがでしたか? 以上の理由から、ママ振袖が必ずしも安く済ませるための得策ではないことはご理解いただけたでしょうか。当店でもそうした理由から、ママ振袖ではなく、レンタルやご購入に変更されるお客様もいらっしゃいます。また、サイズ直しやお手入れなどが必要な場合もありますので、レンタルやご購入と同じように、2年前(遅くても1年前)までには準備を始めていただけると安心です。

お客様にとって特別な日を最高の形で残すお手伝いを、小川屋スタッフ一同、誠心誠意努めさせて頂きます。
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≪当店の感染症対策について≫

・ご家庭で検温した際、37.5℃以上の発熱がある方。
・咳、倦怠感、嘔吐、味覚聴覚等の異常を感じる方、体調の優れない方。
・集団感染が起こった場に入られた可能性のある方。
・感染者と濃厚接触をされた可能性のある方。
・海外渡航歴が1ヶ月以内にある方、もしくはその方と1ヶ月以内に接触された方。
に該当される方は、お日にちを見合わせていただくことがございます。

また、ご来店時に非接触型の体温計で検温をさせていただきます。
他にも消毒液、手洗い、うがい等ご協力をお願いしております。

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を行なっております。

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