振袖の着崩れ対処法
サッとお直し キレイな振袖姿
振袖を着て過ごすなかで、万が一着崩れた場合のお直し方法を知っておくと慌てずにすみます。
洋服とは違う振袖の特徴をおさえておきましょう。
覚えておくと安心 振袖の着崩れ対処方法9つ
1. 帯揚げが外れた場合
帯揚げの前の部分を一度ほどき、片手で帯を浮かせて間に差し込みます。
2. 上前の裾が下がった場合
おはしょりの下に手を入れ、上前を持ってちょうど良い長さにして腰ひもにはさみ込み、おはしょりを整えます。
3. おはしょりのたるみ
帯の下に両手の指先を入れ、おはしょりの中央から脇の方向にたるみを寄せて整えます。
4. 衿もとの浮き
おはしょりの衿先を持って下に引き、衿もとの浮きをなくします。おはしょりの余った分を内側にたくし入れて整えます。
5. 胸もとのだぶつき
おはしょりを全体的に下へ引っばり、胸もとのたるみを下の方に寄せ、帯の下へ押し込み、おはしょりを整えます。
6. 胴回りのゆるみ
胴回りがゆるんで帯が下がった場合は、ハンカチタオルをたたんで背中側の帯の下に差し込み、整えます。
7. お尻まわりのだぶつき
だぶついた部分を両手で上のほうに寄せ、たるみ分をおはしょりの下の腰ひもに挟み込みます。
8. 風で袂が舞う場合
強風で袂(袖のたれ部分)が舞ってしまう場合は重りを入れます。市販のものや、コインを数枚ティッシュや布で包んで使用します。
9. 水分で濡れた場合
飲み物などの水分が付いたら、応急処置として、すぐにティッシュなどで広がらないように拭き取ります。特に赤ワインは最も手ごわいシミなのでご注意ください。事前に振袖にガード加工をしておくと、染み込み防止に効果的です。(※)
※ シミは対処が早いほどキレイに落とせます。油系のシミなど、種類によっては自己流の処置が逆効果の場合もあるので、濡れタオルでこすったりせずにできるだけお早めに小川屋へご相談ください。