お手入れ・メンテナンス
安心して着物を楽しむために
着物のお手入れ方法 Q&A
- 着物を着た後、すぐに収納してもいいの?
すぐには収納せず、一晩ほど陰干しして湿気をとり、お天気の良いカラッとした日に収納します。着物だけでなく、帯、長襦袢、帯揚げなどの小物類も一緒に干します。一度着た着物は、汗など多くの湿気を含むため、脱いですぐに収納するとカビや黄ばみ、縮みの原因となるので気をつけましょう。
- 着物のお手入れって難しそうだけど?
ポイントをおさえれば難しくはありません。注意すべきは「湿気」と「日光」です。
【湿気】
湿気はカビの原因となります。桐のタンスに保管することが理想的ですが、ない場合は定期的に収納ケースのフタを開け放つようにしましょう。【日光】
窓辺など、日の当たるところに置いておくことは避けましょう。日光(紫外線)によって生地が劣化してしまいます。着た後に干して乾燥させる場合も、かける場所は必ず日陰を選びます。- 着物を汚してしまったら?
小さな汚れでも自分で落とそうとしないことです。かえって汚れを広げてしまうことがあるため、汚れた時のままの状態で小川屋へご相談ください。その際、汚れの原因をお知らせいただけるとスムーズです。
- 「虫干し」とは何ですか?
虫やカビのつくのを防ぐために衣類を干したり風に当てたりすることです。着物は、以下の方法で虫干しを行うのが最適です。
【天気】
晴れの日が2~3日続いている天気の良い日。【時期】
7月下旬~8月下旬、10月下旬~11月下旬、1月下旬~2月下旬は比較的湿度が低く、虫干しに適しています。【時間】
午前10時~午後3時頃【方法】
日の当たらない、風通しの良い場所を選んで干します。- 虫干しができない場合はどうしたらいいの?
天気が良く、空気が乾燥した日に引き出しやクローゼットを数時間開け放します。また、着物を入れる順番を替えるだけでも湿気を防ぐ効果があります。