こんにちは!前橋市中央通りにありますスタジオ桑町 小川屋写真館の前野です。昨日はひな祭りでしたね!花より団子な私は、お雛様よりも桜餅に夢中でした。笑
ちょうどお休みでしたので、伊香保温泉にある温泉饅頭の老舗の桜餅が美味しい…という情報を得て、ドライブがてら買いに出かけました。
お店に入った瞬間に、桜の優しい香りがふんわりと香り、「春が来たな~!」と実感しました。食べてみますと、桜の葉っぱの塩味と、桜餅のやや控えめな甘さが絶妙なバランスでとっても美味しかったです!!
その後、伊香保温泉から榛名神社まで足を伸ばしましたが、良い天気だったのでとても暖かく、道路の雪はすっかり解けていて、快適なドライブでした!
もうすぐ桜の季節ですね。昨年は、臨江閣にて着物撮影会を行いました。撮影会自体は桜の終わり頃でしたが、下見に行ったときは桜が満開でとても綺麗でした。
群馬県は蔓延防止重点措置が引き続き延長となってしまいましたが、桜の見ごろには解除されることを切に願っています…! また桜の下で撮影会もしたいですね!
桜の季節になると、七五三の2022年度の前撮りもちらほらご予約が増えてまいります。9月からのピーク時とは違い、予約や撮影時間などに比較的余裕があるこの時期。
普段なかなか着る機会が無いけど、せっかくだから着物を着てみたい…!とお考えのお母様にはもってこいのタイミングだと思います!
ただ、着物にはいろいろとルールがあり、どんな着物を着ていいか分からない…!なんてお困りのお客様もいらっしゃるかもしれません。
お気持ち、とっても分かります。私も小川屋に入るまで着物にどんな種類があるのかさえ知らなかったです。
着物をご自分で着る方以外、着物に対する知識は皆さんきっとそんな感じなのでは、と思います。 ですので、今回は七五三のお母様がどんな着物を着ればいいのか、ということについてご紹介したいと思います!
七五三のためのお母様着物 基礎知識
着物は『格』で選ぶ
まず、着物にはたくさんの種類があります。素材や、織または染めなどの製造過程に始まり、着物の柄の配置などによって分類されます。そうして、着物には種類と共に『格』というものが存在しています。
格が高ければ高いほど、礼装としてフォーマルな場にふさわしい着物、という事になります。
ちなみに既婚女性の一番格の高い着物(第一礼装)は黒留袖。結婚式などに着用される黒地に華やかな模様が入った着物です。背中に1つ、両肘に各1つ、両胸に各1つ、と全部で5個の家紋が入ります。(着物は紋の数でも格が変わります。多いほど格が上、となります。)
次いで準礼装として、色留袖・訪問着・付け下げ・色無地・江戸小紋…と順番に並びます。こちらはフォーマル~セミフォーマルと言ったところでしょうか。
七五三のお母様が着用するのに良いとされるのは主に訪問着・付け下げ・色無地・江戸小紋の4種類です。それぞれの着物の特徴について簡単にごご紹介します。
訪問着
訪問着とは、『絵羽模様』という、縫い目をまたいで柄が施された着物のことを言います。柄は配置に偏りがあり、華やかな柄が多いのが特徴です。
付け下げ
付け下げは訪問着と似ていますが、訪問着よりも柄が控えめで落ち着いた印象です。訪問着の特徴である絵羽模様がありません。
色無地
名前の通り、柄が無い無地の着物です。生地は地紋のない縮緬または地紋のある綸子があります。綸子はシンプルっでありながら、浮き出た地紋により上品な美しさがあります。
七五三で着用する場合、背中に家紋を1つ入れたものがふさわしい、と言われています。紋なしですと、カジュアルキモノという扱いにはなりますが、お身内の御祝いなので、難しく考えず紋なしの色無地を着用されるお客様もいらっしゃいます。
江戸小紋
小紋という着物全体に同じ柄が入った着物はカジュアルキモノの代表格です。洋装で言えばプリントワンピース的ポジション。
ところが、江戸小紋の鮫・行儀・角通しの3種類は、『江戸小紋三役』と呼ばれ格が高い柄とされます。こちらも色無地と同じように1つ紋を入れることで訪問着と同じ格になります。
七五三向け着物選びのポイント
以前書いた記事でもご紹介していますが、まずはお子様や他のご家族様とのバランスを考えましょう!
主役はお子様なので、お母様に目が行ってしまうほど派手な装いはしないように気を付けましょう。お子様を引き立たせる、かつ晴れの日にふさわしい明るいカラーを選ぶのがおススメです。
定番カラーはピンク
女性らしく優しいカラーのピンクの着物を着用される方がとっても多いです。お顔映りも良く、七五三のママ着物の定番カラーと言えますね!
こちらのお客様は、お父様のネクタイとお母様のお着物のカラーがリンクしていて、ご家族全体で統一感が出ていますね! 華やかな訪問着ですが、淡いトーンの柄であることと、帯や帯締め、伊達衿などすべて着物の色と合わせているので、グリーンのお子様の羽織を上手に引き立てています!
色味を抑えてシックに
七五三の女の子は着物がとっても華やかなので、お母様は色味をやや抑えるとお子様を引き立たせることができます。クリームやイエローなどペールトーンの柔らかい色の着物と無彩色に近い柄ですと、晴れの日らしさはありつつ控えめな印象になります。お父様のスーツの相性も良いですね。
男の子のお母様はちょっと華やかな着物も
一方で、男の子の場合は着物が黒や紺などが多いので、お母様は逆にちょっと色味を足して華やかな方がバランスが良いです。
カラフルな友禅が素敵なこちらの着物は、着物自体が華やかなので帯は白一色で!
帯を白にしたことで、着物の主張がそこまで強くなく、ふんわりと柔らかな印象になりました。
お子様とのリンクコーデ
主役であるお子様と着物の色が被ってしまうのはNG…?と心配されるお客様も時々いらっしゃいますが、そんなことはありません! まったく同じ色ではなければ、被っていても問題はありませんし、色が揃っていると写真でも一体感が出てとても素敵です。
濃いめのカラーでも上品に仕上げるコツ
今まで紹介したのは明るめのカラーの着物ですが、もちろん濃いめのカラーの着物でも大丈夫です! 色を選ぶ際はやはり主役を引き立てるカラーがベスト。彩度の高い赤や青などは避けつつ、上品なこっくりカラーがおススメです。また、はっきりした色を選ぶ際は、柄が少ない付け下げや色無地ならうるさくなりません。
こちらのお客様はオレンジよりの茶色に刺繍の飛び柄が着物がシックな印象です。赤の帯締めがアクセントになっています。お子様2人ともバランスが良いですね!
こちらのお客様はハッキリとした緑がとっても美しい色無地です。スタッフ全員「素敵なお色!!」と感激したのですが、写真映えも◎でした。お子様と色がリンクしていますが、お子様の着物よりも暗めのカラー+帯も黒地なので、お子様の着物を上手に引き立てていますね。
こちらはおばあちゃまの色無地コーデですが、マスタード色に深緑のアクセントカラーが入ってとっても素敵でした!! こんな感じでハッキリしたカラーの着物の場合、色数を減らす、または色を抑えることでシックにまとまりますよ。
いかがでしたか? 着物にはいろいろとルールがありますが、七五三は基本的に身内でのイベントですので、あまり難しく考えずにぜひ着物にチャレンジしてみてください。
この着物は七五三でもOKなのか? コーデはどうすれば良いのか? 自分に似合う着物はどんなもの? 等々、気になることがあればぜひ当店のスタッフにお尋ねください!
着物のレンタルも承っております!
お客様にとって特別な日を最高の形で残すお手伝いを、小川屋スタッフ一同、誠心誠意努めさせて頂きます。
当店へのお問い合わせは
お電話はこちら
お問合せはこちら
≪当店の感染症対策について≫
・ご家庭で検温した際、37.5℃以上の発熱がある方。
・咳、倦怠感、嘔吐、味覚聴覚等の異常を感じる方、体調の優れない方。
・集団感染が起こった場に入られた可能性のある方。
・感染者と濃厚接触をされた可能性のある方。
・海外渡航歴が1ヶ月以内にある方、もしくはその方と1ヶ月以内に接触された方。
に該当される方は、お日にちを見合わせていただくことがございます。
また、ご来店時に非接触型の体温計で検温をさせていただきます。
他にも消毒液、手洗い、うがい等ご協力をお願いしております。
当店でも店内では、
・アルコールでの手指消毒
・店内や器具の消毒と衛生管理
・店内換気
・殺菌加湿器設置(オゾン系)
・スタッフの健康チェック(37.5℃以上は出社せず)
・スタッフのマスク着用
・使い捨てコップによるドリンク提供
を行なっております。
どうぞ、ご理解ご協力をお願いいたします!