小川屋写真館の『顔』・カメラマンに迫る!~前編~【群馬県前橋市|小川屋写真館】

スタッフトーク

こんにちは!前橋市中央通りにありますスタジオ桑町 小川屋写真館の前野です。前橋では桜もそろそろ終わり頃となりましたね。皆さんはお花見には行かれましたか? 今年はマスク着用など様々な制限が緩和されましたし、GWをはじめ思いっきり楽しみたいところですね!!

さて、今回のブログは久しぶりに、『小川屋写真館について』! 七五三や振袖などの情報をいつもはご紹介していますが、小川屋写真館の『らしさ』であり、強みはなんと言っても我らがボス、カメラマンの二ノ宮さんだと思います。
以前、一度インタビューをしましたが、今回はより深堀りしてみました!なんと、前編・後編に分かれる超・大作となってしまいました!(笑) 二ノ宮さんの人物像や写真へのこだわりなど、色んなことを是非お客様に知って欲しい…!という熱い想いと愛情を込めて(?)、まとめてみました。
これから七五三や振袖の撮影をご検討されているお客様に、是非読んで頂きたい記事となります。

カメラマン・二ノ宮さんの経歴書

前回のインタビューではさらりと経歴を伺いましたが、今回はさらに詳しくお話をしてもらいました!
案外、社員でさえも知らないことがいっぱいあるかも!?
以下、紫の文字が二ノ宮さん 黒がインタビュアーコメントです。

前回のインタビュー記事はこちら↓

小川屋写真館 突撃!インタビュー~カメラマン編~【群馬県前橋市|小川屋写真館】

どんな子供だった?

子供時代はいじめられっ子でした。(笑) 転校生で、東京から長野の山奥に引っ越してから、いじめられるようになりまして。お陰で一人で過ごすことも平気になっちゃいましたが、学生時代というとあまり楽しいことが思いつかないです。
そんな環境の中でよく私は『へそ曲がり』にならずになったな、と我ながら思います。

—いきなり、想定外の回答です。(笑) 普段明るく元気な二ノ宮さんに、そんな子供時代があったとは思いませんでした。

そんな感じだったので、早く家を出たくて、働きながら勉強できる准看護師の学校へ行き資格を取得。先生からは正看護師を目指せと言われていましたが、デザインに興味があり専門学校(グラフィックデザイン科)へ進学しました。

デザインに興味を持ったのはいつ?


昔から『夢見る夢子』ちゃんだったんで、クロッキーブックにアンティークレースの絵を描いたりしていたんです。自分のイメージ通りの着せ替え人形を作って、服もデザインしたりして。元々(幼い頃から)デザインやモノを作ったり、色を考えるのが好きでした。「自分は絶対グラフィックデザイナーになるんだ!」と夢と希望を持っていました。
ところが、いざ専門学校に入学してみると、アイディアはあるけど、絵を描くといった基礎の部分が下手っぴだったんです。(笑)

ー二ノ宮さんが学生だった当時、グラフィックデザインはパソコンではなく手描きの世界でした。今ではアプリなどで手軽にデザインを行うことができますが、昔は画力が重要だったのですね…。

どんな社会人でしたか?

専門を卒業して、デザイン会社に入社したものの、エアブラシでの手作業。授業でエアブラシはほとんどいじったことが無く、卒業制作では網ですし!
(いわゆる『スパッタリング』という技法。エアブラシよりアナログな方法で、網に絵の具のついたブラシでこすることで霧状にし、紙に色を載せる。)

難しくて、私には無理でした…。そこの会社はカタログなんかのデザインもやっていて、初めて一人で任されたのが、『ヘルメット』(笑)。どこかの建設会社のカタログで、表紙にヘルメットをエアブラシで描きました。
今で言うところの、DTPと呼ばれる紙媒体のデザインがメインで、そこの会社はスタジオなどもあり、商品撮影からデザイン、印刷まですべて自社行うような会社でした。
とはいえ、男も女もなく深夜まで残業がザラ、という勤務状況で、入社当時持っていた『夢と希望』を見失ってしまった。
その後、引き抜きのような形で別の会社へ転職。電光掲示板のデザインを経験しました。(ここでももちろん手作業。)

ー社会人経験は1年ほどと短かく、さらに何社か転々としたそうです。その後、結婚・出産&子育てにより一旦キャリアはストップしました。

それからしばらく経った頃、前職で仲良くなった友人から、小川屋のすぐ近くの写真店でチラシなどを作るデザイナーが必要だから来ないか、と誘われました。
ここでもまた不思議なご縁ですが、主人と結婚前に同棲していた時のアパートの隣人( 当時ちょっと「変な人」といった印象だったそう) が、まさかのその写真店の店長で。(笑) 入社して挨拶した時に判明して、笑ってしまいました。

ー前回のインタビューでは、小川屋に入社する際のご縁とタイミングについて、ちょっと不思議なエピソードを語っていました。実はそんな『引き』の強さは小川屋だけではなかったのですね!
その写真店ではデザイナーだけにとどまらず、カメラマンや店頭スタッフなど幅広く活躍し、長年勤務されました。
この時にカメラと出会い、すっかり夢中になった二ノ宮さん。 写真クラブを立ち上げて撮影旅行へ行ったり、例会や写真展への出品など精力的に活動してきたそうです。
しかし、時代の流れから写真業界もフィルムからデジタルへと移行するなど大きな変革期へと突入し、写真店は惜しまれつつ閉店。

小川屋写真館の“今”を作る

小川屋の入社エピソードは以前のブログでご紹介していますが、専門時代の先輩だった前任者のTさんの紹介で入社しました。

小川屋写真館のカメラマンになるまで

Tさんは大恩人ではありますが、入社してからは毎日バトってましたね~。(笑) 当時は催事に合わせて商品撮影が結構あって、その時は(Tさんが)スパルタでした。
例えば、着物を撮影するのに、長い衣桁(いこう)を箱から出してセッティングするんですけど、あれがすごく大変で。
モタモタしていると、
「組み立て方を考えろ!」「覚えが悪い!」「もうちょっと綺麗にできないの?」なーんてさんざんいびられて、毎日くたくたでした。(笑)
幸い、多少厳しい環境でも気を病んだり、体調を崩したりというのは全くなかったものの、イヤイヤではありましたね。
最初の頃は、「はい、すみません!」と素直に謝っていましたが、段々とTさんに言い返すようになり、最終的には言い合いになっていました。(笑) とはいえ、お互いサバサバしているのでお互い言いたいことを言い終えたら、引きずりません。

ーそんな写真館のバトルは、伝説として語り継がれていました。(笑)  きっちり型どおりに撮りたい職人気質のTさんと、インスピレーションに従いのびのびと撮りたい芸術家肌の二ノ宮さんの性格は似て非なるもの…。こだわるポイントが全く違うがために、当然ぶつかることも多かったようです。 ですが、そうしてぶつかり合ったからこそ、お互いを深く理解し、より信頼し合える関係性にもなったそうです。

私自身、最初の頃は、カメラマンになるとは思っておらず。Tさんは最初からそのつもりだったのかも知れませんが、本人は私に何も言わなかったです。
なので、自分は「アシスタント(撮影補助。モデルの振り付けなどを行う。)業務をすればいいのか」と思っていたのですが、いざやってみると「私向いてないな~。」と感じました。
その上、どうも話の感じから補助の人ではないらしい、という事に途中で気付きまして、そこから少しずつTさんの横についてシャッターを切るようになりました。
そうすると、今度は撮影を「物足りない」と感じるようになってしまって。そんな頃に、社長から写真館をリニューアルする、という話をいただきました。

ーお客様の中にはご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、以前の写真館は小川屋のテルサ側入り口にありました。今よりもスタジオは小さく、設備も最小限だったそうです。
写真館のリニューアルにより、今の店舗中央へスタジオは移動。 広くなった新しい写真館で二ノ宮さんがウキウキと撮影をしていると、Tさんから、「どうしてお客様に上を向いたり、下を向いたりさせるの?」なんて言われたこともあるとか。

そんな時は、「いや、いいんです!!」 と自分の意思を曲げなかった。そうして、段々と何も言われなくなりました。Tさんの話を聞かなかったんです。(笑)
Tさんから何も言われなくなってから、撮影ポーズを増やそう!と思い立ち、その時々でひらめいたポーズを当時のアシスタントにモデルになってもらいながら、模索してきて、今に至ります。

ー長らく続いた伝説のバトルも、最終的にはTさんが折れた形となったようです。メインカメラマンのポジションをバトンタッチされ、Tさんはデザインのスキルを活かし、企画という新たな部門を立ち上げました。
当店の撮影では、色んなお顔の向きで撮影を行います。カメラ目線だけでなく、上下左右、色んな方向を向いていただいています。

お客様からも、Tさんと同じように、「なんで違うところを向かせるの?」とよくご質問を頂いたりします。

二ノ宮さんが「いいんです!」と強く推したその理由は一体なぜなのか…?

答えは後編へ!

 

最後まで読んで頂きまして、誠にありがとうございます。

お客様にとって特別な日を最高の形で残すお手伝いを、小川屋スタッフ一同、誠心誠意努めさせて頂きます。
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他にも消毒液、手洗い、うがい等ご協力をお願いしております。

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