こんにちは。
前橋市中央通りにあります、スタジオ・桑町の中村です。
今回は、神社さん、ではなく、お寺さんでの七五三もある!
ということで、『呑龍さま』の情報を…と、行きたいところなのですが、
まずは、神社さんとお寺さんの違いからご説明させていただきます。
一応最も基本となる部分から、『神社とお寺の違い』をさらっと説明させていただきます。
まず、今まで何件かお話しさせていただいた神社は、
日本での自然信仰から生まれた神道…つまり神様を祀っています。
そして、神社は神様が住むところなので、鳥居によって世界が区切られています。
鳥居の前で一礼というのは、気持ち的には、お邪魔します、と神様に伝えている状態ですね。
神様がいるので、神社にいるのは神主さんや巫女さんになります。
名前で判断する時は、『~神社』『~社』『~宮』で終わっています。
対してお寺は、仏教に由来する建物ですから、当然、仏様が信仰の対象となります。
しかし、お寺には仏様は住んでいません。
本来住んでいるのは、仏教修行を行っているお坊さんたちです。
仏教の経典からも、死後の極楽浄土を願うことが可能になりますので、
お葬式を行ったり、お墓があるのがお寺になります。
また、祀られている仏様の像(=仏像)があることが特徴で、お坊さんや尼さんがいらっしゃいます。
名前が『~寺』や『~院』となります。
『神仏習合』といわれる神社とお寺を一緒にしていた時期があったため、
神社の中にお寺があったり、すぐ近くに隣同士になっていたりと、
いろいろあるようですが、七五三のお参り自体はどちらでも問題ないそうです。
ただし、神社では基本的にどこでも七五三の祈祷をしてくれますが、
お寺は七五三の祈祷をしていないところがあるようなので、確認が必要かもしれません。
また、神社では「神様に対して、子供がここまで育った感謝と、これからの成長を祈る」のですが、
お寺では「嬉しい時も辛い時も共に仏様がいてくださり、その慈悲に包まれていることに感謝する」ようです。
(解釈が違ったら大変申し訳ありません)
また、お寺にお参りするときについてですが、
基本的には神社へお参りする時と変化はないようです。
ただ初穂料とは書かずに、御布施(もしくは御祈祷料)と書くようにしてください。
あとは、お参り時に手は叩かず、合掌することになります。
では!ついに本題『呑龍さま』ですが、
群馬県民にはおなじみの子育て呑龍とだけありまして、七五三のお参りも人気なようです。
ただ、祈祷の時間がどうやら固定されているらしく、
9:30、10:30、11:30、13:30、15:00の1日5回のようです。
予約はなくても良いようですが、七五三の時期は混雑が予想されますので、
確認しておいたほうがいいかもしれませんね。
特に、ちょうど七五三のお参りの時期の10/25~11/25に菊花大会が行われているようで、
普段以上に混雑しているとのことですので、ご注意ください。
祈祷料は5,000円と書かれていたり、3,000~10,000円という情報もありましたので、
若干、変動している可能性があります。
駐車場は大光院北駐車場が200台停められるようです。
そして、趣味の時間ですね。
『呑龍さま』…正式名称は大光院、新田義重を祀っています。
けれど、呑龍様=義重ではありません。
徳川家康が先祖とする新田義重を祀るために創建されたのが大光院で、
そこに呑龍という僧を招いたのです。
呑龍様が、口減らし等で育てられなくなった子供をお寺で預かり、弟子として育てていたことや
親孝行のために法を犯した子供を匿って、比較的軽くですが罰せられていることから
『子育て呑龍』と異名がつけられたようです。
確かに、七五三として(もしくはお子様の行事での)お参りにはかなり良さそうです。
ちなみに、近くに『新田神社』がありますが、こちらは新田義重ではなく、
上毛かるた仲間である『新田義貞』が祀られております。