スタジオ前撮りvsお参り当日のロケーション撮影―七五三の思い出を残すならどっち?【群馬県前橋市|小川屋写真館】

七五三

こんにちは!前橋市中央通りにありますスタジオ桑町 小川屋写真館の前野です。
いよいよ7月ですね。昨日(7月1日)は、【小川屋縁日】が店頭にて行われました!
天気がイマイチでしたが、まちなかをお散歩していたご家族様が続々と遊びに来てくださり、大盛況でした!

この縁日、主に写真館スタッフが担当していますので、以前写真館をご利用されたお客様や、これから撮影を検討していて写真館のスタッフがどんな人たちなのか気になるお客様も、ぜひ皆様会いに来てださい!
普段の制服であるブルーポロシャツ(笑)ではなく、皆それぞれお気に入りの浴衣や夏着物でお待ちしております。

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さて、今回はタイトルの通り、七五三の撮影は「スタジオ撮影とロケーション撮影、どっちがいいの?」という事についてご紹介してみたいと思います。
スタジオが主である小川屋写真館でも、最近ロケーション撮影のお問合せやご質問などが増えてきていますので、一度まとめてみます!

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前提―小川屋写真館の撮影プランについて

撮影で迷う、ロケーション撮影(以下ロケ)とスタジオ撮影(以下スタジオ)。それぞれのメリットデメリットがあり、これからそれについて解説していきたいと思いますが、一旦小川屋写真館のスタンスについてお話をしておきます。

基本的にスタジオ撮影

小川屋写真館は、スタジオが主の営業形態となります。
時たま、店内イベントでロケを行っていますが、そちらは記録や参加者様へのプレゼントとしているもので、写真の販売を目的としたものではありません。
ロケが現時点でプランに無いのは、撮影を行うカメラマンが一人であることや、スタジオのご予約が入っている中で、状況により流動的に変わるロケのご予約枠を作ることが難しいためです。(特に、振袖や七五三撮影のピークである9月~1月はロケ不可能な時期です。)

とはいえ、一切お断りしているわけではなく、お客様とのご相談の上ロケを行う場合もございます。
時期や撮影の目的、場所やご予算などしっかりとご相談させていただいた上で、可能であれば対応をさせていただいております。

現状、ロケを行うパターンとしては、
① ご家族様、またはご本人様が何かしらの理由(ご病気やケガが多いですが)でスタジオに来ることが難しい場合
② イベントなどで店外での撮影がどうしても必要な場合
以上の2点です。ロケのご要望は年々増えていることもあり、ロケプランは検討中ですが、現時点では基本的にスタジオが難しいお客様に限らせていただいております。

アルバムでのご納品が前提

イレギュラーなロケをお受けする場合にも、基本的にはアルバム購入を前提とさせていただいております。
ロケでは、データ納品が一般的であることは重々承知していますが、そこはやはり「写真としてプリントをする」、「形として物理的に残す」ことを小川屋写真館は大切にしています。
ですので、そうした部分をご理解いただいた上で、ロケをご希望の場合にはご相談いただきますよう、お願い申し上げます。(※オプションとしてデータCDをご購入することは可能です)

スタジオとロケのそれぞれのメリット・デメリットは?

さて、ここからは一般的なスタジオとロケの違いについて、皆さんが撮影で気になるポイント別に見て行きましょう。

① 衣裳・ヘアメイク等

スタジオは衣装やヘアメイクもセットになっていることが多い

昔ながらのスタジオでは撮影のみの場所もありますが、七五三向けのサービスを行っている多くのスタジオでは、衣装レンタルを行っています。
また、撮影での衣装レンタル・着付け&ヘアメイク、撮影代などがすべてセットになっていることも多いです。
また、ヘアメイクから着付け、撮影まですべて1カ所で完了し、移動や待ち時間がないことが大きなメリットと言えます。
撮影中も、アシスタントや美容師・着付け師などが待機し、乱れたらすぐに直せるような体制を取っています。

ロケでは自分で手配をする必要がある

一方、ロケ撮では撮影をどこに依頼するのか?によって変わってきます。
フリーランスのカメラマンに撮影をお願いする場合、衣裳やヘアメイク等はすべて自分で手配することになります。
ロケ撮も行っている写真スタジオであれば、衣裳などをレンタルできる場合もあります。
ただし、ロケ撮にスタッフ総出で行うことはあまりないので、大概がカメラマン1人が出張し、撮影を行う場合が多いようです。

② 撮影できる写真

スタジオではかっちりした写真が撮影できる

スタジオの良さは、着物をしっかりと見せる写真が撮れることです。
また、ご家族様のかっちりとした集合写真なども残すことができます。
先述した通り、アシスタントや美容師・着付け師などが待機していますし、計算されたライティングや角度などで撮影を行いますので、写真における『失敗』は少ないです。
また、どのスタジオでも、様々な背景やセットの中で撮影を行います。さらに、着物だけでなく洋装なども撮影ができ、仕上がった写真はバリエーション豊かです。

ロケでは自然光の中で素の表情が残せる

ロケの一番の魅力は開放感のある屋外での撮影であること。太陽の光や、季節を感じる花や緑はそれだけでフォトジェニック。
カメラマンから指示はあまり出さず、御祈祷中の真剣な表情や、お参りでの楽しそうな表情など、ありのままの姿を写真に収めることができます。
走り回って乱れた着物もご愛嬌、といったところで、ご両親様の視点で見たままを思い出として残すことができます。

③ 撮影の予約や時間

スタジオでは時間がきっちり決まっているが、安定した撮影ができる

スタジオの強みは、季節や天気などに左右されないところ。スタジオ内は空調がきいていて、照明や背景などにより、一定の条件で常に撮影ができます。暑い夏でも、寒い冬でも、365日安心して撮影ができるのがスタジオです。

一方で融通が利きづらいデメリットも

効率よく撮影ができるように仕組化され、1日に何組も撮影できるようなっています。
そのため、撮影の時間などがきっちりと決まっているので、例えばお子様がぐずってしまってうまく撮影できないなどのトラブルが起きた時には、撮影途中で終わってしまう可能性もあります。
また、繁忙期をずらしてお参りを行う場合には、当日にスタジオ撮影を行うこともできます。
ただし、しっかりと撮影を行うとなると長時間にもなるので、1日で撮影・お参り・食事会などをまとめるとかなりスケジュール的にも、体力的にもタイトになります。
そのため、基本的には前撮り(後撮り)として別日に撮影をすることをおすすめしていますが、そうすると二度手間にはなってしまいます。

ロケは自由、だけど撮影ができる場所やタイミングは限られる

一方、ロケでは予め撮影内容によりある程度撮影時間は決められていますが、状況に応じて変動します。
ただし、屋外で撮影を行うので、天候には大きく左右されます。
雨の時は予約を延期することもありますし、真夏や真冬などはお子様の体調にも影響するのであまり撮影は行いません。
また、お参りの様子を撮影する場合でも、神社によっては御祈祷のタイミングは撮影NGだったり、場所によっては撮影の許可を取る必要があったります。
他の参拝者が写り込まないよう配慮する必要もありますので、案外と細かな制限はロケ撮の方が多かったりします。

④ 費用

スタジオは人件費や設備費などがかかるため割高

スタジオでは、前述した通りかっちりとした写真を撮るために、カメラマンだけでなく、アシスタントや美容師なども撮影のサポートを行います。
撮影時間も衣装替えするなどして沢山のポーズを撮ることから、2時間前後と長くなります。
スタジオの施設維持費・人件費などがかかるため、スタジオの撮影料金は割高となります。
また、写真商品(アルバム)の購入が前提なる場合が多く、その場合は商品代もかかります。

ロケでは条件によっては格安で撮影できる

ロケはスタジオに比べると安価な場合が多いようです。
理由は、カメラマン1人で撮影を行うことや、写真をデータでお渡しをするため、人件費や経費などが抑えられるためです。
フリーランスのカメラマンにお願いする場合、カメラマンの経験値や人気度によって価格は変わります。
費用を抑えたい方の中には、カメラが趣味の親戚や知人にお願いする方もいらっしゃいます。

どっちを選ぶべき?― 七五三の思い出を残すためのポイント

それぞれの撮影の特徴を挙げてみましたが、じゃあ結局どっちがいいの?と思いますよね。
読んで気づいた方もいらっしゃるかもしれませんが、実はスタジオとロケ、それぞれのデメリットを補い合う関係性なのです。
そのため、一概にどちらが良い、悪いということはありません。
事実、当店でロケを希望されたお客様にはもれなくスタジオ撮影もしています。それは、それぞれの撮影の良さがあるため、せっかくならば両方おいしいとこ取りして頂きたい、という想いからです。

可能であれば両方撮るべき

当店で着物をレンタルされたお客様の中には、他でロケをされる方もいらっしゃいます。
そんなお客様にお話しを伺うと、特に3歳様や5歳様でロケをしているパターンが多いようでした。
理由は、「じっとしているのが難しい」「人見知り、緊張しやすい、ナイーブだから」という、お子様の性格や特性のことを考えた結果、お参りの様子を自然に撮影してもらえるロケを選ばれているようでした。
「3歳ではロケだったけど、7歳ではやっぱり、ちゃんとした写真も残したい。」と当写真館へ来てくださるお客様もいらっしゃいます。
ロケの場合はスナップ撮影なので、表情や雰囲気を重視します。
場合によっては、着物の全体像が分からない、写真に余計なもの(影や人、建物など)が入ってしまって画面がごちゃついている、カメラ目線の写真があまり無い、という事も当然あります。
そうしたロケ撮の弱点をスタジオ撮影で押さえておく、というのが一番確実な方法だと思います。

お子様の性格によって選ぶのが◎

ロケかスタジオか、は先述した通りお子様の様子からベストな方を選ぶのが良いと思います。
両方お願いする場合は費用が高くなってしまう可能性もありますし、撮影のタイミングなども調整する必要があるかと思いますので、なるべく早くご予約や手配などをしていきましょう。
撮影を依頼する際は、カメラマンのポートフォリオ(作品集)を確認して、しっかりとコミュニケーションを取り、信頼できる方にお願いをしましょう。

一番大切なのは…写真を撮りっぱなしにしないこと

先日、『PHOTO NEXT』という写真業界のイベントで、第一線で活躍されている方々のセミナーを受けてきました!
最後に、そのセミナーでとても印象に残ったことを皆様にもシェアさせていただきます。

家庭内での写真の役割と重要性

セミナーで学んだことは、素敵な撮影や写真を残すことはもちろんのことですが、撮った写真の『その後』について。
特に七五三などの小さなお子様の写真は、ご家庭内で重要な役割を担っています。
お客様の中には、「写真を撮って、せっかくアルバムを作っても、しまっちゃって全然見ない。(だから写真なんて必要ない。)」
なんてお話も時々お伺いします。それってとーっても寂しいことですし、勿体ない!

何故かと言いますと、撮った写真をご家族様で見返したり、飾って置くことは親子・夫婦関係に大きなプラスの効果があるからです!
撮った写真を見ることで、コミュニケーションが生まれます。
「あんな時、こんなことあったね」「この時の〇〇ちゃんは頑張ってたね」そんな何気ない会話が、ご家族様の良好な関係性を作ります。
更にお子様は、親からの愛情を感じ、家族の一員として認められている、自己肯定感がアップする、という研究結果もあるそう。

この、『自己肯定感』とは、人生を生きる上での勇気や、自分と他人の境界を持たず優しさや愛情を持つことにもつながります。
写真を見返すことは、過去の出来事を思い返すだけでなく、今のお子様の成長を確認し、褒めてあげる機会にもなります。
そうした習慣がお子様の心の成長には重要な栄養となるのです。

何も難しいことはありません。撮った写真を仕舞いっぱなしにせず、時々お子様と見ること。お気に入りの一枚は部屋に飾ること、だけです。
また、撮影の時もぜひ積極的に参加して頑張っているお子様を沢山褒めてあげてください。
そうした経験は、お子様が写真を見るたびに追体験することができます。
落ち込んでいる時、悲しい時、自信を無くしている時に、褒められた時のことを思い出し、お子様の背中を押すこともあるのです。

写真を放置せず、ぜひ末長くご活用ください。

いかがでしたか?
ロケでもスタジオでも手段や方法は重要ではなくて、大切なのはお子様を想う気持ち、ですよね! 義務的に写真を残すのではなく、『お子様への愛情を込めたプレゼント』、『家族にとっての財産』と思っていただけたら嬉しいなぁと思うのでした。

もちろん、小川屋写真館ではお子様の成長にずっと寄り添える、最高の品質でお写真をお作りしております!

お客様にとって特別な日を最高の形で残すお手伝いを、小川屋スタッフ一同、誠心誠意努めさせて頂きます。
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≪当店の感染症対策について≫

・ご家庭で検温した際、37.5℃以上の発熱がある方。
・咳、倦怠感、嘔吐、味覚嗅覚等の異常を感じる方、体調の優れない方。
・集団感染が起こった場に入られた可能性のある方。
・感染者と濃厚接触をされた可能性のある方。
・海外渡航歴が1ヶ月以内にある方、もしくはその方と1ヶ月以内に接触された方。
に該当される方は、お日にちを見合わせていただくことがございます。

また、ご来店時に非接触型の体温計で検温をさせていただきます。
他にも消毒液、手洗い、うがい等ご協力をお願いしております。

当店でも店内では、
・アルコールでの手指消毒
・店内や器具の消毒と衛生管理
・店内換気
・殺菌加湿器設置(オゾン系)
・スタッフの健康チェック(37.5℃以上は出社せず)
・スタッフのマスク着用
・使い捨てコップによるドリンク提供
を行なっております。

どうぞ、ご理解ご協力をお願いいたします!

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