失敗から学ぶ!七五三の不安を解消する準備と心得【群馬県前橋市|小川屋写真館】

七五三

こんにちは!前橋市中央通りにありますスタジオ桑町 小川屋写真館の前野です。東海以南ではすでに梅雨入りしているようですが、関東はいつなのかとそわそわしております。
雨模様はいつまで続くのか?夏は暑いのか?? と色々気になるのは、お天気と写真館は結構リンクしているためです。スタジオは室内とはいえ、やっぱり雨の日や暑い日にわざわざ出かけて着物を着るのはちょっと大変ですし、気候によりお子様の体調やご機嫌なども変化します。私自身、雨の日は片頭痛が起こったり、曇りの日は体が重かったりしますので、感覚が鋭いお子様はより影響があるでしょう。これから七五三を予定されている親御さんは特に、慎重にお子様の様子を伺い、体調管理等に気を使っていらっしゃることでしょう。

一度きりの大切なイベントを絶対に成功させたい気持ちと、何が起こるか分からない不安な気持ち。初めての七五三であれば余計、親御さんも心配事が尽きないかと思います。今回は、そんな親御さんの不安を解消するべく、一般的に良く聞く失敗談をもとにアドバイスをまとめてみました!

よくある七五三の『失敗』とはどんなもの?

一般的に良く聞く失敗談には、2パターンあります。それは、『準備不足』『予期せぬトラブル』です。準備不足では、「これくらいで大丈夫だろう」という過信による失敗も含まれます。
また、お子様は普段と違う環境で、親の想像を超えた反応を見せることもあります。そうした場合に、予期せぬトラブルが発生します。では、実際にどんなものがあるのか見て行きましょう。

七五三準備段階での失敗

・ 希望日に予約が取れなかった
・ 着物が満足のいくものではなかった
・ 祖父母や親戚とトラブルがあった

ここでの失敗は、まさに準備不足が大きな要因です。「準備8割・本番2割」という言葉もあるように、スケジューリングや各所への手配、参加者の確認などなど本番へ向けて動かねばならないことは山ほどあります。大変ですが、人任せにせず積極的に動いて行きましょう!

写真に関する失敗

・ 前撮り日に体調不良になった
・ 子供が嫌がり最後まで撮影ができなかった
・ 日焼けをしてしまった
・ 写真を残せなかった

写真に関しては、予期せぬトラブルがほとんどです。特に、お子様の体調やご機嫌などは日によって変化していきますので難しいですよね。 そうしたトラブルがなるべく起こらないようにする、そしてトラブルが起こっても柔軟に対応できる環境づくりが大切になります。

お参り当日の失敗

・ 予定通りにいかなかった(日程がハードだった)
・ トイレが難しかった
・ 着物を汚してしまった
・ 着物やヘアがぐちゃぐちゃになってしまった

当日には、これまで準備していたことが結果として現れます。そして、何より大切なのは、『ゆとりのある時間と心』です。素晴らしい『晴れの日』を迎えるために、対策をしておきましょう!

それぞれの失敗の傾向と対策

では、ここからは失敗の具体例や対応策を考えていきましょう。

七五三の着物や撮影の予約・決めておくこと

まずは、七五三のお祝いを行う場合には、まず「いつ・どこで・誰と・何を」行うのか?と言うことをしっかり決めていきます。
『七五三の日』は毎年11月15日です。 ちなみに、今年(2023年)の11月15日は水曜日のため、お仕事がある方はなかなかその日にお参りするのは難しいでしょう。
そのため、多くの方が11月15日以前の土・日・祝日でお参りを行っています。

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つまり、七五三の日付近は、七五三関連の施設(きものレンタル、撮影スタジオ、神社、周辺の飲食店など)は混雑するという事です。そのため、早い方ですと春頃から七五三のために動き出しています。そうした状況の中で、動き出すのが遅かったために起きてしまう失敗が、『①満足のいく着物ではなかった』 『②希望日に予約が取れなかった』というものです。

満足のいく着物ではなかった

七五三の着物に関する失敗というのは、沢山あります。レンタルを行っているお店は色々あり、着物の貸し出し方法はそれぞれです。
シーズン中、同じ着物を使い回す場合もあれば、お一人のみに貸し出す場合もあります。後者の場合では、人気の着物は早い者勝ちとなります。時期が遅くなれば遅くなっただけ、人気の着物はご誓約済となり、選択肢も減ってしまいます。
ちなみに、着回すタイプや同柄を何枚も用意しているお店でレンタルをして、後日お友達と写真を見せ合ったら同じ着物でちょっと気まずい思いをした…といったお話も時々伺います。

せっかくの着物なら、綺麗に着付けてもらおう

また、お気に入りの着物を選ぶ以外にもう一つ、早い方が良い理由があります。それは、着物をお子様のサイズに合わせることで、美しい着姿を実現するということです。
七五三の着物はお子様のサイズを測り、体格に合わせて肩上げ・腰上げという肩と腰の生地を折縫い上げるサイズ調整法を行います。その肩上げ・腰上げには、古くからお子様の成長を願う意味合いもあります。
そのサイズ調整のために、着用日より前にご予約をしていただく必要があります。(小川屋では、約2週間はお時間を頂いております。)
もちろん、当日すぐ着用できるお店もありますが、既存のサイズの中から選ぶ形になるので、より選べる着物は少なくなります。また、お子様のサイズに合わない着物を着ることになると、裾や袖が短い(または長い)く、着姿がイマイチ決まらない、着崩れしやすい、裾を踏んで転倒する恐れがある…など問題も起こりやすいので注意しましょう。

上記の理由から、「お参り(または撮影日)の当日に着物を選びたい」というお問合せを時々いただきますが、小川屋では基本的にお受けしておりません。
そうしたお問合せの背景には、多忙であったりお住まいが遠方であるお客様多く、大変心苦しいのですが、一度ご来店し、お子様の採寸をお願いしております。(大変申し訳ございません…!)

家にある着物…レンタルよりも大変な場合もある

そして、注意するのはレンタル着物だけではありません! 親御さんが子供の時に着た着物など、お持込みの着物の場合はもっと慎重に確認をしたいところ
素人判断せずに、着付けをお願いするお店に予めしっかりと見てもらいましょう。その際も、なるべく早めに確認をお願いしましょう。
畳み皺や汚れ、経年劣化などによる破損、小物の紛失などが想定され、そのような場合には新しいものを購入したり、お手入れに出す必要があるからです。
当店で実際にお持込みいただいた例としては、しつけ糸がつきっぱなし、長襦袢と着物の寸法が合わない、目立つところに汚れ(カビ)がある、草履が破損しているといったことがありました。

希望日に予約が取れない

着物と同様に、着付けや撮影のご予約に関しても、早い者勝ちとなります! 撮影であれば、暑さも段々薄れて過ごしやすい気候となる9月の午前中、お参りであれば七五三の日付近の土日祝日で、特に大安などの日の良い日は人気があります。
七五三のご予約は、想像以上に早い段階でいっぱいになってしまうので、日程がご家族様のなかで決定した時点ですぐに押さえておく方が安心ですよ。

祖父母・親戚とのトラブル

また、日程を決める初期の段階で予め両家の祖父母にも相談しておきたいところ。七五三のお祝いについては、地域やご家庭により決まり事や慣習がある場合もあります。
代々お願いしている神社や写真館がある、などこだわりがある方もいます。 勝手に話を進めてしまって後で大きなトラブルとなる場合もあるそうなので、最初に両家の意向を確認をしておいた方が良いでしょう。
七五三の流れもそうですが、前撮りやお参りに参加をするのか、希望日はいつか、お祝いに関わるお金、写真が欲しいかなど、可能な限り具体的なところまで相談をしておくことが大切です。

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また、参加される方には服装についてもお話をしておきましょう。よく、『お一人だけTシャツにGパン』だったり、『ご家族はきちんとした格好をしているけど、祖父母は普段着』という服装のちぐはぐが起こります。
特に前撮りではご本人は「ちょっと見学のつもり」で来ていたけど、実は撮影に参加する予定だった、という認識の差が起きやすいです。
服装がバラバラですと、写真に残した時にやっぱり違和感がありますし、七五三は儀式であり、主役のお子様は正装をされているので、大人の皆さんもきちんとしたよそ行きの格好がふさわしいです。
せっかくお祝いにご参加くださっている方に恥をかかせないよう、しっかりとお伝えしておきましょう。

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写真を残すのはマスト!!

七五三において、写真館での撮影は必ずしなければならないものではありませんが、お子様の成長の記録にもなりますのでどんな形であれ、写真は撮っておいた方が良いでしょう。
スマホでも、写真館でも、撮影で一番大切なのは、『お子様の良い笑顔を残せるかどうか』です。

お子様の体調やご機嫌には注意

せっかく早めに撮影の予約をしても、当日に体調不良になってしまえば元も子もありません。撮影日やお参りが近くなってきたら、普段よりもお子様の体調管理は慎重にしていきましょう。
様子を見て、風邪などの症状がある場合は無理をなさらず、早めにご連絡をお願い致します。すぐにご予約の変更をさせていただきますのでご安心ください!
また、体調不良以外にもイヤイヤ期や反抗期、人見知りなどがあります。 お子様の気分や、スイッチがどこで入るのかはなかなか判断が難しいところ。
特に、3歳様・5歳様は個人差も大きく、スムーズに撮影できる子もいれば泣きっぱなしで着替えることすら難しい子もいます。
成長が著しい時期のため、半年ほどで物事が分かるようになり、落ち着いてくることも多いため、七五三を数えではなく満年齢で行ったり、撮影の時期を後撮り(大体、11月15日以降から翌年の2月頃まで)で行うことでスムーズな七五三を迎えることができます。
撮影の際は、お子様の好きなおもちゃや、動画・音楽、おやつなどを準備しておくとより安心ですよ!

日焼けにはご注意を

撮影の失敗でよくあるのが、日焼け。こんがり小麦色も可愛いですが、ドレスなどを着た場合に日焼けの痕が目立ってしまうので、夏以降に撮影を予定している場合は注意が必要です。
日焼けをしやすいこれからの季節、撮影を前撮りで早めに済ませてしまうか、日焼けをしないようになるべく日焼け止めや帽子などで予防をするようにしましょう。

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写真がまったく残せなかった…といったことが無いようにしよう!

本当によく聞くのが、「当日にスマホで撮ろうと思っていたけどそれどころではなかった」「子供の写真は撮ったけど、見返したら家族写真が全然なかった」というお話。
着物を着たお子様は普段よりも注意して見ている必要があります。転んだり、飲食物を零したりする可能性があったりと、ヒヤヒヤしながら観察していると、写真を撮る余裕が無かったりします。
さらに、まだ乳児や幼児の弟・妹がいたり、ご両親様も着物を着ていたりすると、尚更大変です。写真は他のご家族やご友人など第三者にお願いするのが良いでしょう。
また、そうした心配をせず、余裕を持って当日を迎えたいのであればやはり写真館などプロのカメラマンにお願いするのがベストです。

お参り当日は余裕のあるスケジュールで

大人がどんなに気を付けていても、お子様は予想を超えるアクシデントを起こす場合があります。お参り当日は何が起きても問題のないスケジュールで臨みましょう。

予定を詰めすぎない、快適に過ごせる方法を考える

■ 撮影は前撮りまたは後撮りを予定しておき、当日はお参りとお食事会だけにして、それぞれの所要時間を多めにとっておく。

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↑こちらの記事で説明していますが、当日に撮影を行うと1日で完結して楽ではありますが、もし撮影がスムーズではなかった場合、後の予定が詰まることになります。
また、撮影では多めに写真を撮ることが難しいので、「沢山写真を残したい」というご希望には対応できません。撮影でお子様が疲れてしまうことも想定されます。
肝心のお参りでぐずったり、眠ってしまう場合もありますので、体力が少ないお子様にはおすすめできません。

■ なるべく移動時間や距離がかからない場所で完結する。

遠ければ遠いほど、渋滞などで時間がかかる可能性がありますお仕度⇒お参り⇒食事会の場所とご予約時間は効率よく回れるように手配しておきましょう。
移動時はお子様の普段の靴に履き替えさせ、小腹対策におやつなどを用意してあげると良いです。また、最近では食事会をお店では行わず、ご自宅でケータリングやテイクアウトなどをしてお祝いするご家庭も増えています。低価格で制限時間がないことや、周囲を気にせずリラックスしてお食事ができることから、人気があります。

着崩れやヘアメイクを予防するには

どうしても、元気に動き回るお子様ですと着崩れ・ヘアメイクの乱れは起きてしまいます。
また、お参り日が秋から冬へ差し掛かる時期ですと、群馬では空っ風が吹き荒れたりもします。お参り前にボロボロになってしまっては勿体ないので、やはり着付けやヘアメイクはプロにしっかり行ってもらった方が綺麗です。
また、ヘアは崩れにくいアレンジをお願いすると安心ですよ。ゆるふわよりも、しっかりとアップにする、編み込みなどできっちりまとめあげてもらうのが良いでしょう。
お子様が触ったり、車の乗り降りや座った際のヘッドレストにぶつからないように注意してあげましょう。
崩れた場合にリカバリーできるようにコームやスティックタイプのまとめ髪用整髪料、着物が汚れないように肩にかけるタオルなどを用意しておき、多少の崩れには対応できるようにしておくのも大切です。

着物の破損・汚損には細心の注意を払って

トイレトレーニング中の失敗はよくあります。七五三の日は、普段と違いすぐ行ける環境になかったりもするので、トイレトレーニングは一旦お休みしてあげてください。
また、お手洗いに行く際の着物のよけ方なども、スタッフにあらかじめ確認しておきましょう。
着物を着たまま、走り回ったり、床に座ったりしないようにご注意ください。また、小物(扇や懐剣、筥迫など)がつい気になってつい触り、分解したり紛失するお子様も一定数いらっしゃいます。
小物類も、お参り以外では外して袋などにまとめておいたりするのが良いかもしれません。
何か飲んだり食べたりする際は、こぼれても大丈夫なように、タオルなどを首に巻いて、着物を保護してください。飲み物用にストローを用意したり、手が汚れないようなおやつですと安心です

いかがでしたか?今回は、よくある失敗談からアドバイスをまとめてみました。
初めての七五三は分からないことだらけで、不安になるのは当然のこと!
そこで大切なのは、『知識』と『準備』です。
そのどちらも、経験豊富なスタッフがいる小川屋であれば安心ですよ。

お客様にとって特別な日を最高の形で残すお手伝いを、小川屋スタッフ一同、誠心誠意努めさせて頂きます。

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≪当店の感染症対策について≫

・ご家庭で検温した際、37.5℃以上の発熱がある方。
・咳、倦怠感、嘔吐、味覚聴覚等の異常を感じる方、体調の優れない方。
・集団感染が起こった場に入られた可能性のある方。
・感染者と濃厚接触をされた可能性のある方。
・海外渡航歴が1ヶ月以内にある方、もしくはその方と1ヶ月以内に接触された方。
に該当される方は、お日にちを見合わせていただくことがございます。

また、ご来店時に非接触型の体温計で検温をさせていただきます。
他にも消毒液、手洗い、うがい等ご協力をお願いしております。

当店でも店内では、
・アルコールでの手指消毒
・店内や器具の消毒と衛生管理
・店内換気
・殺菌加湿器設置(オゾン系)
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・スタッフのマスク着用
・使い捨てコップによるドリンク提供
を行なっております。

どうぞ、ご理解ご協力をお願いいたします!

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