こんにちは!前橋市中央通りにありますスタジオ桑町 小川屋写真館の前野です。
20日からスタートした華裳苑も終了しました! 最終日にまさかのトラブルが起きた今回の催事…。
5代目ブログで社長も書いていましたが、大雨による浸水が起きてしまいました。
写真館も水浸しにはなっていましたが、スタジオには水が入らなかったので、撮影機材等々は問題ありませんでした。もちろん、納品待ちのお客様のアルバム類も無事でしたので、本当に不幸中の幸いでした!
スタッフ一丸となって排水&清掃作業を行い、1時間ほどで復旧ができたのには本当に驚きました。連休中に店内清掃が入りまして、すっかり清潔ピカピカになりましたので、安心してご来店くださいね。
さて、今回は4月に入社した新入社員・Rさんの撮影体験をレポートしたいと思います!
実際の撮影の流れに沿ってレポートしていますので、これから当店で前撮りを予定しているお客様は、ぜひ撮影の予行練習(イメトレ?)もかねて読んでいただければ幸いです。
衣裳選び&着付け・ヘアメイク
衣裳は当店のレンタル振袖の中から好きな振袖をチョイスしてもらいました! 小物合わせなどは先輩社員の協力の元、ファッション好きな彼女らしいちょっと個性的な振袖コーデになりました。
レースの帯揚げは重ね衿に合わせて赤。帯は白地に大胆なブルーの牡丹が、華やかな振袖に負けないインパクトがあり、良いアクセントになっていますね! 帯締めは紫と水色の花飾りがついたものをチョイス。それぞれ個性強めのアイテムを、色をリンクさせることでうまくまとめたコーデとなりました。
ヘアは今回、写真館のアシスタントである力石が元美容師の経験を活かして担当。普段は姫カットがチャームポイントのRさんですが、今回はその触覚?部分を封印してもらい、写真映えするヘア(お顔周りがすっきりとしたまとめ髪)を作りました! 使用した髪飾りは、本人の成人式の時に実際使用したアイテムです。白の飾りが帯ともバッチリあっていましたね!! メイクは今回セルフで行ってもらいました。写真に写る際、リップは濃い方が綺麗なので、普段とは違うこっくりしたカラーの口紅にややラメ感のあるグロスを乗せました。普段は明るく可愛らしい印象のあるTさんですが、今回はちょっと大人っぽいしっとりとした雰囲気に仕上がりました!
撮影の流れ
振袖撮影
撮影スタート。まずは振袖の柄を撮影させていただきます。
腕を横に浮かせてもらいますので、ちょっと大変です。何故、振袖の柄を撮影するのかと言いますと、この柄でアルバムやお台紙の表紙を作ることができるからです!ちりめんアルバム&台紙や、アクリルアルバム、クレイアルバムといった種類の商品では、お嬢様が選んだ大切な一着が表紙として残ります。柄はスタッフが確認をして良いポイントを撮影していますが、もし気に入った部分があり、そこを残したいとお考えでしたら、ぜひお教えくださいね!
基本ポーズ
振袖撮影で一番の基本となるポーズがこちらの全身のポーズ。
着物が美しく見えるように、ポージングの振り付けを行います。
お袖が美しい形になるように、袖の中に板を入れて後ろをピンチなどで固定しています。この時、手や足などを動かさないようにお願い致します!
準備ができたら、早速撮影スタート!撮影時は、カメラマンやアシスタントからこんな風に指示が飛びます。それに合わせて、顔の角度や、体の位置、表情などを変えていくRさん。想像以上に表情作りやポージングが上手です!
一つのポーズでだいたい3~6カット撮影します。顔の角度や、表情を変えることで、バリエーションのある写真が選べるように工夫しています。
ちょっと難しいこんなポーズも、素敵な笑顔で撮影できました! 草履の台が高いとバランスを取るのがちょっと大変ですが、振袖の魅力である華やかな柄のお袖がしっかりと見えるこのポーズは、親御さんに人気のポーズです。
撮影した写真
撮影した画像はリアルタイムでスタジオ横に設置されたパソコンに送られます。スタッフは随時この画面を見ながら、表情やポーズ、着物やライティングなどの様子を確認しています。お客様も見られるようにはなっていますが、この画面の撮影などはお断りしておりますので、ご注意くださいね。
小道具を使った撮影
こちらは和傘を使った撮影。傘の位置とバックストロボが描く光とのバランスがカメラマンこだわりのポイント。そのため、機材の設置と傘の角度を入念にチェックしています。撮影中、お顔の向きや表情に集中していると、ついつい体の向きや傘の持つ手がおろそかになってしまいます。
その場合、都度修正するのですが、Rさんは全く動かずに上手に撮影できました!素晴らしい!!
こちらは基本ポーズの一つ、座りのポーズ。アンティーク調の長椅子に腰かけて、グレーの背景紙の中で雰囲気のある写真を撮影します。背中にはこちらもバックストロボ。撮影を行うポーズ数によりますが、このバックストロボをお嬢様側に向けるパターンと、背景紙に向けるパターンの2種類を撮影したりしています。
ストロボをお嬢様側に向けると、髪の毛から肩のラインに光が入ります。ライティングを調整して足元は暗く落とすことで、陰影のある幻想的な雰囲気に。 一方で、背景紙に向けてバックストロボを向けたVer.では、顔周りがパッと明るく華やかな雰囲気になります。
今回、Rさんがレースの手袋を持ってきてくれたので、手袋有りとなしでも撮影してみました!手袋があるのもおしゃれではありますが、写真で見た時、「ない方がすっきりしていて綺麗かな…?」なんてみんなで検討もしました。撮影では、小物一つで写真の見え方ががらりと変わる…というのを身をもって体験してもらえたかと思います。今後Rさんが振袖などの接客に入る際、写真映りを意識したコーディネート提案などの参考になるかと思います!
新ポーズ研究
今期はまた新たなポーズを導入することを目指して、研究も行いました。こちらは番傘を背景の小道具として置いたポーズ。手の位置など、細かな微調整を行いながらのテスト撮影。
限られた中で、ライティングや小道具を使って新しいポーズを模索していきます。テスト中にも、スタッフのアイディアや、偶然で生まれたポーズがありました! 写真写りだけではなく、実際に体験しているRさんにもリスニングして改善のポイントを探っていきます。ポーズが無理な姿勢ではないか、痛かったり苦しかったりしないか、難しいところや嫌な部分などを確認し、お嬢様目線に立った快適で楽しい撮影を目指します。
Rさんに感想を聞いてみた
撮影終了後には、写真のセレクトも体験してもらいました! 沢山の写真を選ぶのは難しい…と言いながらも、真剣に写真を選んでくれました。選んだ写真は、今後サンプルアルバムとして店頭にお目見えする予定ですので、お楽しみに! セレクト後にはRさんにインタビューを行いました。実際の成人式では、なんと臨江閣でロケ撮を行ったというRさん。そんな過去の経験を踏まえて、小川屋写真館の撮影はどうだったか感想を聞いてみますと…。
「小川屋は、(着付け・美容室・写真館などが)一カ所にまとまっていて、移動距離が短いので楽でした。あと、撮影内容では、指示がはっきりしているのでポーズとりやすかったです。 以前の撮影では、外という事もあり、「京都の街中を歩く感じで!!※ここは群馬です…!(Rさんの心の声)」とざっくりとしたイメージで言われたけど、今回はしっかり指先まで動かしてくれていたので、自分はそのままの姿勢をキープすれば良いので。 やっぱりアルバムなどちゃんと残す写真を撮れるのは写真館、ロケ撮はスナップ的なものなのかな、と感じました。(※個人の意見です)」という感想をいただきました! とってもポージングや表情が上手だったRさん、こう言った言葉をもらえるとアシスタント冥利に尽きますね!>力石さん
いかがでしたか? 撮影後に「大丈夫?疲れてない??」と聞くと、「全然大丈夫です!!」と元気いっぱいに答えてくれました。溢れる若さがアラフォーにはとっても眩しく感じました。(笑) これから成人式を迎えるお嬢様に年齢が近いこともあり、『お姉さん』のような存在として、今後の活躍が楽しみなTさんでした。
お客様にとって特別な日を最高の形で残すお手伝いを、小川屋スタッフ一同、誠心誠意努めさせて頂きます。
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