暑さに負けない!夏祭りで快適に過ごす浴衣の秘訣 その①【群馬県前橋市|小川屋写真館】

浴衣

こんにちは!前橋市中央通りにありますスタジオ桑町 小川屋写真館の前野です。
7月7日(金)から、小川屋がある群馬県前橋市では、4年ぶりに本格的な前橋七夕祭りが行われました!(昨年は縮小して開催でした)
3日間の期間中、朝9時の時点で中央通りにはすでに人が溢れている…。近くの駐車場も大変混雑している状況でした。

昨日は私も仕事終わりに、ザーザーと雨が降る中、屋台目当てに繰り出しましたが、驚くほど沢山の人・人・人!
湿気と熱気が本当に凄かったです!! 特に、若い方が非常に多くて、前橋ってこんなに若者いるんだ!と驚きました。(失礼)
歩くのも大変な状態でしたが、1時間ほど巡ってお目当ての唐揚げとたこ焼きを食べられて大満足でした☆(花より団子派です)

今回の七夕祭りを皮切りに、群馬県内はこれから沢山の夏祭りが開催予定です。
久しぶりの夏祭り、お祭り気分を高めて楽しむために、今年は浴衣にチャレンジしてみませんか??
ということで、2023年7・8月の夏祭り情報から、浴衣で快適にお祭りに参加する秘訣までご紹介したいと思います!
とっても長くなってしまったので、今回も2回に分けてご紹介します。

群馬県内のお祭り情報

7月から8月にかけて、毎週、群馬県内各地でお祭りや花火大会が開催されます! 今回、お祭りの情報を中村がまとめてくれましたので、皆様にもシェアしたいと思います!

ここでは、一般向けに情報が公開されているお祭りの情報をまとめてあります。上記以外にも、皆さんの町内で様々なお祭りが行われると思いますので、ぜひ調べてみてください!

お祭りで浴衣を着よう!

では、今年沢山予定されている夏祭りに、浴衣を着ていく!となったら、「どんな浴衣を選んだらいいの?」「浴衣を着るには何が必要??」とあれこれ疑問が浮かぶかと思います。
そんな疑問を一つずつ解決していきましょう!

そもそも浴衣ってどんなもの?

以前、ブログで浴衣と着物の違いから、着付け方を書いたものがこちらです↓

浴衣の着付けにチャレンジ!その①【群馬県前橋市|小川屋写真館】


アレコレ書いてはいますが、要するに

① 素材が【木綿・麻・ポリエステル】
② バチ衿という衿を半分に折って縫い付けられた仕立のもの

が『一般的な浴衣』と言えます。
しかし、最近では着物と浴衣の区別はあまり明確ではありませんので、そこは難しく考えずに、ぜひ気軽にチャレンジして頂きたい!というのが、呉服屋の願いです。
今回は夏祭りに浴衣で行くことを前提としていますので問題ありませんが、↑の記事でも書いているとおり、元々バスローブ的な役割だった浴衣は、昼間のややカッチリした場(レストランや美術館など)には適さない服装です。
その場合、浴衣の下に長襦袢を着用し、足袋+草履で夏着物風する、という方法もあるようです。小川屋のスタッフも、浴衣を着物風に着用しています。 着物風に着用する場合は、『いかにも』な浴衣柄より、着物っぽい小紋柄など、シンプルなデザインがおすすめですよ!
どんな服装にもTPOは存在しますので、お祭り以外でお出掛けする場合はご注意くださいね。

小川屋では無料の着付け教室も行っています!
詳細はこちら

浴衣の選び方

なんとなく浴衣がどんなものか分かったところで、着たい浴衣を選んでみましょう!
この浴衣選びが、案外めちゃくちゃ悩みます!
特に、当店では本当に種類が豊富で、一個一個デザインを見るのも大変です。
先日、小川屋縁日で店頭にいた時も、中高生のお客様が何着も何着も試着されていて、とーっても悩んでいました!
付き添いのご家族様が、「浴衣でこれだけ悩むなら、振袖はもっと大変ね!」と笑っていらっしゃいましたが(笑)、振袖を選ぶ予行演習と思い、ぜひ浴衣選びをしてみましょう!
選ぶポイントは、①なりたいイメージ ②好きな色 ③柄 まずはこの3点に絞って考えてみましょう。

① なりたいイメージ

「大人っぽい」・「お嬢様風の上品な感じ」・「きれいめ」・「ギャル系」こんな感じで、ざっくりとしたイメージを想像してみましょう。
このイメージによって、濃い地にコントラストのある柄の浴衣が良いのか、ふんわりとしたニュアンスカラーの浴衣が良いのか、など大まかな浴衣の方向性を絞ることができます。

② 好きな色

最近流行りのカラーですと、グリーンやオレンジ。浴衣らしいカラーであれば涼やかに見えるブルー系。人混みでもパッと目を惹くのはピンクや赤。女性らしく、暗い夜でも映えるのは白。
普段のお洋服では着ない色も、案外和装だと似合ったりします。
せっかくのお祭り、ちょっと冒険して違った自分を見つけてみましょう!

③ 柄

浴衣の柄も様々です。定番柄は、アヤメやアジサイ、アサガオと言った季節のお花の柄。最近では、レトロモダンな椿や芍薬などの柄も人気があります。
また、チェックやボーダー、レースなど洋テイストな柄のデザインや、ワンピースのような小花柄など様々です。
カッコよく着こなしたい場合は、幾何学模様や麻の葉模様などの古典柄、または無地っぽいシンプルなものを選ぶと良いでしょう。

以上のポイントから、気になった浴衣を2~3着程度に絞り、試着してみましょう。
浴衣の場合、帯などの小物によっても雰囲気が変わるので、余計に迷う原因になります。
なりたいイメージをしっかり想像しながら試着しましょう。

小川屋社員が選ぶ、着心地の良い浴衣はどんなもの?

まずは見た目が一番ですが、「暑がりだから少しでも快適な浴衣が欲しい」「いっぱい着たいから清潔に保てて、扱いやすい浴衣がいい!」「着付けがしやすいと嬉しい」とお考えの方は、もうワンランク上の浴衣選びをしてみましょう。
小川屋スタッフが選ぶのは、①マイサイズ ②こだわり素材 が重要ポイント。

自分の寸法に合った【マイサイズ浴衣】

まず、こちらは言わずもがな、自分のサイズに合わせて仕立てるタイプの浴衣。
小川屋でも、店頭に沢山並んでいるのは、いわゆる『プレタ』と言われる既製品です。
大体のサイズに合わせてすでに仕立てられた浴衣なので、価格が安いのがありがたいアイテムです。
ですが、その分自分の体にイマイチ合わないこともしばしば。サイズが合わないと、着付けた時にもたつきますし、着崩れの原因にもなります。
もたついた部分がうまく処理できないと、布が重なりその部分が暑く感じます。
その点、マイサイズであればそうした問題は起こりません。着姿がすっきりと美しく見えますし、涼しいです。

科学的根拠あり!のこだわり素材

二つ目のポイントが、素材。暑い夏はこの素材感が本当に大きく影響します。
生地が薄いのはもちろんですが、プレタの浴衣で多い、ポリエステルなどの化繊。
化繊は水分を吸収しないため、速乾性があるのが強みである一方、通気性が悪く蒸れやすいデメリットがあります。
小川屋のスタッフが選ぶのは【木綿や麻】などの天然素材。特に、麻は自然素材の中で一番涼しいと言われています。
麻の素材では【小千谷縮(おじやちぢみ)】が有名です。
雪国・新潟県で生まれる麻100%の織物は、着物生活を始めて夏は汗疹と戦う我らが社長も絶賛するほど、涼しくておススメです。
ちなみに、縮や、有松絞りなどの絞り染の浴衣は、生地の表面がポコポコしています。
このポコポコが、肌に触れる布の面積をぐっと小さくするため、汗をかいてもべたっとくっつかず、快適な肌触りを実現してくれます。
自然素材のデメリットは、ややシワになりやすいことです。座ったり、適当に畳むと変な皺ができてしまうので、そこは気を付けたいところですね。

一方、ポリエステルの扱いやすさをそのままに、蒸れやすいというデメリットを解決したのが、東レが開発した【セオアルファ】という素材です。
木綿よりも吸水性に優れていて、繊維構造上通気性も上がっている、とのこと。
私自身もセオアルファの浴衣を愛用していますが、べたつかない、透けにくい、1日着てもシワになりにくい、洗濯機でガラガラっと洗って干しておくだけ
…という汗っかきかつ、面倒くさがりにはかなり大優勝の商品でした。
着心地が良く、プレタであれば価格もそこそこなので、スタッフは最低1枚、必ず持っている浴衣です。 難点と言えば、素材がサラサラしているので、普通の浴衣より滑りやすく、着付けがちょっとしづらい、というところでしょうか。
前野も時々、裾線を決めて腰紐を締める時にシュルシュル~と落ちてしまってやり直し!となることがあります。(笑) また、着ているうちにだんだんと裾が落ちてきてしまう、という事もありました。(着崩れの直し方は後編でご紹介しています!)
着付けの際は腰紐や伊達締めでしっかり押さえるようにしてくださいね。

セオアルファの浴衣はこんな感じでかなり派手な柄からシンプルな小紋柄まで沢山ありますので、ぜひ店頭にてご覧ください!

いかがでしたか? 前半では、今年の群馬県内の夏祭り情報。 お祭りのための浴衣選びについてご紹介してみました!
後半では、より快適に浴衣を着るための小物や、お祭りで用意しておきたいアイテムなどをご案内します。

お客様にとって特別な日を最高の形で残すお手伝いを、小川屋スタッフ一同、誠心誠意努めさせて頂きます。
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