桑とスタジオ・桑町について

スタッフトーク

こんにちは!
前橋市中央通りにあります、スタジオ・桑町の中村です。

一昨日はまさかの雪でしたね!
寒いなーとは思っていたのですが、まさかの積雪。
昨日も家の庭に雪が残っていたので、ああ、本当に降ってたんだ…としみじみ感じてしまいました。

皆様『桑』についてご存知ですか?
(余談ですが、この話題を出すために色々調べ始めた結果、
 私は最終的に薄姫(文帝の母)にたどり着きました)
『スタジオ・桑町』の由来となっています、桑です。
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英語で言えばmulberry(クワ属の場合はMorus)らしいのですが、
マルベリーというとイギリスのファッションブランドが有名なのでしょうか?
レザーグッズが有名だそうですが、このマルベリーという名前の由来は
マザー・グースの『桑の木のまわりを回ろう(Here We Go Round the Mulberry Bush)』
が由来になっているらしいのですが、明確にはわかりません。
ただ、わかりやすいデザインとして選ばれた、ロゴと名前として採用した桑の木が
(マザー・グースが教養として大元にあるために)イギリス人には親しみやすかった、
というようなことなのかなーと判断しております。
が、私の英語力で英語版wikipediaや英語のサイトを翻訳するには無理がありますので、
その辺はさらっと流していただいて構いません。
ここまで導入です、『桑』と言って一般的な話題とは?と思い頑張りました。
足掻いている感じがよくわかりますね。

さて、『桑』と言いますと、群馬県民の皆様であれば、大抵は『蚕』を連想するのではないでしょうか。
私もそうです。
蚕、お蚕さま、絹、富岡製糸場…と。
連想ゲームというわけではありませんが、そのままぜひ和服・着物まで到達していただけると最高です。
スタジオ・桑町と申しておりますが、母体は前橋小川屋、呉服の老舗です。
また、その小川屋のあるあたりは昔は『桑町』と呼ばれる一帯でしたので、
それがいちばん大きな由来となります。
ほかにも、七五三のレンタル衣装が全て正絹(絹100%)であることも、
“桑町”らしくていいでしょう?
そんな色々がありまして、当写真館はスタジオ・桑町と申します。

スタジオ・桑町は着物や和を中心とした写真館ですので、
着物のお写真を撮影させていただく際は、堅苦しいと思われてしまうような
かっちりしたポーズも撮影させていただいております。
当然、それだけではなく、
自然の可愛らしさや、凛とした大人っぽさ、客観的に見るからこそわかる成長を
ご家族の思い出として残していただけるよう撮影いたします。
着物のプロが、着物を、そして、なにより着物を纏っているあなたを、
最高の一枚に収めるために尽力しております。
もちろん、洋装であっても、最高の一枚を残すため、誠心誠意努めています。
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と、小難しく語っておりますが、簡単に言えば、
かっちりしたポーズもちょっと今時なポーズも、
和装も洋装もどっちも撮影していますよ!
どんな撮影でも、お客様に喜んでいただけるよう努力しております!
ということになります。
家族との写真は?親族が入るとどうなるの?洋装だけでも撮影できる?
などなど、疑問や不安がございましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください。

話が戻りますが、『桑』は養蚕が盛んだった群馬県民にはかなり身近な植物でした。
今現在は昔桑畑であった場所を見ることはできますが、
かくいう私も、桑畑というものは見たことがなく、生きている蚕もほとんど見たことがありません。
見たことがある蚕は、富岡製糸場の標本と、蚕チョコくらいなものです。
蚕チョコを初めて見たときは、マジか…と思わず言葉が出てしまいましたが、
あれをみたのは何年前でしょうか…インパクトが強くて全く忘れられませんね!

そんな桑の木を使ったものには、桑弧蓬矢(そうこほうし)という言葉があります。
桑の木で作った弓と、蓬の茎を剥いだ(表面を薄く削り取る、めくるようにして取り除くの意)矢で
天地四方を射て、男子の将来の雄飛を祈った、という中国の古い風習がありました。
それが日本にも伝わって、家の四方を射って、生まれた男児の前途の厄を払い、立身出世を祝う神事となっています。
ただ、蓬の葉で羽を矧いだ(はいだ:鳥の羽や鏃を竹につけて矢につくるの意)
と書かれているものもありますし、天地四方だったものが四方となっているものがありますので、
日本に伝来して変わったのか、もしくは地域によって少々異なるのかもしれません。

桑から養蚕、と話を広げるとここから、ここまでの倍以上の文章を書かなくてはならなそうなので、
今回はこの辺りにします。
桑についてもさらっと触れたくらいになってしまいましたが、
いつか、養蚕についても書けるように、勉強しておきます。

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