着付けに必要な小物(前半)

スタッフトーク

こんにちは!
前橋市中央通りにありますスタジオ・桑町の中村です!

突然ですが、『晴れの日きもの専門店 小川屋』は和装小道具がしっかりと揃っております。

久しぶりに着物を着る機会ができた!という時に確認して欲しいのが和装小物です。

誰かに貸してしまって小物が足りなかったり、

しばらく使っていなかったためゴムが伸びてしまっていたり、

あると思っていたのと違うところに紛れ込んで見つからなかったり、

数が多いことも含め、一番問題が起きるのも小物になります。

 

お着物を着つける際に必要な小物を

どう使うものなのかを説明させていただきながら、ご覧いただきます。

ただし、こちらは当店で着付けをさせていただく際にお伝えしているものです。

お着付けをする場所によって少々異なる場合もございます。

美容室などでお着付けされる際は、そのお店にお問い合わせください。

(場合によっては名称が異なる場合もあります)

※掲載している写真は当店での一例ですのでご留意ください。

 

 1:肌襦袢
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長襦袢の下に着るため、基本的には一番下になります。

冬場にはインナーや防寒具をさらに下に着ることも可能です。

ただ、結婚式など冬場でも室内で行われるものの場合は

暑くても脱ぐことができませんので、ご注意ください。

一番下で汗を吸うので、短時間であっても着用したら必ず洗濯することをお勧めします。

また、裾除けとともにきものスリップといわれるワンピースタイプや、

最近は、衿と袖を別につけることで長襦袢がわりにもなるものもあります。

(その場合もできれば裾除けをご用意いただければ、と思っております)

浴衣を着る時にお使いいただいたものでも構いません。

 

 2:裾除け
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肌襦袢ともに一番下に身に付けるものです。

基本的には白が多く、一般的には紐で縛るタイプのものが多いですが、

東スカートと呼ばれるスカートタイプのものもあります。

また、衿と袖を別につけるタイプの肌襦袢に合わせて、袖と同じ柄の裾除けがあり、

そちらを使っていただくと、長襦袢を身に付けず着付けができます。

裾除けも浴衣でお使いいただいたものが使える場合があります。

 

 3:帯枕
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お太鼓を作るために必要なものになります。

形が何種類もあり、オーソドックスなタイプは長方形のものです。

ただ、長方形のものであっても、いくつかサイズがあります。

年齢や格式、身長によって使うサイズが異なります。

また、大きく形の違う帯枕は、振袖の飾り結びをする際に使うものとなります。

振袖セットがあるから大丈夫、という方も、帯枕はしっかりと確認を。

 

 4:帯板
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こちらは浴衣でご存知の方、お持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

帯を結ぶとき、帯の間に挟んで前部分を綺麗にするために必要です。

また、帯締めによって、帯にシワが入りにくくなります。

長いものと短いもの、幅の狭いものと広いものがあります。

幅の広いもの、狭いものは身長や結ぶ帯によって選んでください。

帯からはみ出すことのないサイズがいいのですが、

帯の幅より狭すぎると、着付けた時に段差ができてしまいます。

長短についてですが、腹部に合わせた時に端が脇腹にくるものをお勧めいたします。

帯板の端がぽこり、と帯を押し上げてしまうことが多々ありまして、

着付け自体には何の問題もないのですが、出来上がった後に見えてしまいます。

もし、お財布が許すのであれば、長めのものにしていただけると嬉しいです。

 

 5:コーリンベルト(きものベルト)
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こちらも浴衣で使ったことのある方がいらっしゃるのでは?

両脇に留め具のついたゴムベルトです。

着物の合わせがずれないように留めておくものになります。

留め具部分が金属製のものと、プラスチック製のものがあります。

着付けていただいた際は見えないものです。

が、プラスチック製のものはゴムの色が何色かございますので、

ぜひお好きな色を見つけていただければと思います。

好きなものを使うとそれだけでも楽しい気分になりますよね。

長い期間使っていないとゴムが伸びきっていることがあります。

 

 6:腰紐(3本)
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着物と帯に次いで名称としては有名だと思っています、腰紐。

着付ける際に必ず必要になります。

もちろん、様々な要因によって使用本数は変わりますので、

必ずしも3本使う、というわけではありません。

従来通りの紐タイプとマジックテープのついた伸縮ゴムタイプがあります。

従来の紐タイプも3本セットであったり、可愛らしい絵柄のついたものであったり、

七五三用の短めのものもあったりします。

伸縮ゴムタイプのものでも、いくつか種類がございますので、

ぜひ手にとってご覧いただけたらと思います。

 

 7:伊達締め(2本)
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こちらも、なんとなく聞いたことがある…という方が多いのではないでしょうか?

着崩れをしないようにと着物、また長襦袢を留めておくために使用します。

おはしょりの調節もこの伊達締めで行うことがあります。

博多織のもの、芯の入ったポリエステルのもの、マジックテープのついた伸縮ゴムのもの、

それぞれにも細微なちがいのあるものがありますが、形で分ければこの3つです。

当店の振袖セットには芯入りと伸縮ゴムの2種が1本ずつ入っています。

2本とも同じタイプでももちろん、着付けには問題ございません。

 

 8:衿芯
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長襦袢の衿の形をしっかりと整えるものになります。

衿芯を入れることで、折り目のついた衿元もしっかりと伸びますので、

着物の内側で折れている、ということがなくなります。

衣紋を抜いた(うなじ部分を引き下げた)ときも、しっかりとした形を取るため、

より一層綺麗に見えます。

ただ、長時間折ったり、丸まったまま固定されていると、

衿芯自体に癖がついてしまうことがありますので、ご注意ください。

 

 9:足袋
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足袋もご存知の方が多いでしょう。

ただ実際に来ていただいて見てみるとたくさんの種類があり、

どれを選んだらいいのかわからない、という声をよく聞きます。

こはぜ、という留め具が4枚のものと5枚のものがあったり、

そもそもこはぜのない足袋カバーとしても使えるという足袋があったり、

ポリエステル素材で柔らかなものがあったり、

可愛らしいワンポイント刺繍がついたものがあったり、

と…どれがいいのか、という質問に対しては、使用用途によってお勧めが変わりますので、

販売員にご相談いただければと思います。

 

10:タオル(4本)
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写真はお年賀の刺繍入りタオルですが、

もっと簡素なお年賀等でもらう白くて薄いタオルが良いです。

なぜなら足りないところに足して体型を補正する際に使用するため、

量の調節などで切ることもありますし、厚手のタオルだと微調整がしにくいこともあります。

また、上から着物を着るので透けることはないとは思いますが、

浴衣の時など、生地が薄めの場合や淡い色の場合は透けることもありますので、

白いタオルをご用意いただけると使いまわせるので、オススメです。

 

これ以外にも細々と必要なものがありますが、それはまた今度ご紹介させていただきます。

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