おせち料理について

スタッフトーク

こんにちは!
前橋市中央通りにあります『スタジオ・桑町』の中村です。

年の瀬ですね、あっという間です。
当店も本日が年末営業最終日!仕事納めです。
明日からはお休みをいただきますが、なんと1月2日から開店いたします。
和装小物や和雑貨が必要になりましたら、ぜひお出かけください。

年末年始といえば忘年会・新年会ですね。
私は仲のいい友人との(同窓会を兼ねている)忘年会が明日あります。
今から楽しみなのですが、
唯一の問題は長時間なので着物は着ていけないことでしょうか。
朝から晩まで騒ぎ通すことになりそうなので、
さすがに着物は難しい…。
当店の上手な着付け師さんにお願いできれば違うかもしれませんが、
何と言っても年末年始休暇中!
自分で着付ける他ありません、が…まだまだ難しいです。
代わりに着用時間が短いだろう元日は頑張る予定です。
一年着付けを習っているので、そろそろ一回成果を発表しておくべきかな、と。
ただ、まだまだ胸を張って綺麗に着られるとはいえないので、
来年も精進あるのみです。

さて、今日は伝統文化つながりでおせちのお話をしようかと思います。
おせちは漢字で表すと『御節』となります。
このブログを更新しているのはMacなのですが、
Macは変換中に辞書が表示されます。
具体的にはこんな感じ(↓)です。
18.27.07.jpg
この節(せち)2を調べると、
『季節の変わりめをお祝いする日。節日。節供。』とありまして、
さらに他には『節日の御馳走。特に正月の振る舞い。』という意味も。
初めて広義にはお正月以外も含まれているのだと知りました。

節2に作る料理=季節の変わりめに作る料理
ということなので、本来は節日のお祝いの料理すべてをいうようです。

そして、この『節供』とはなんなのか。
読みは『せちく』もしくは『せっく』となります。
意味としては少々違いがあるようで、
『せっく』と読む場合は節句と同じ意味として使用されます。
どうやら、節供と表記されていたものが、
節句へと変わっていったようです。
対して『せちく』と読む場合は、
『節日に供する供御(くご)』という意味になりますので、どちらかというと
『供御(=広く貴人の食膳、天皇や皇族の飲食物)』が主体となりますので、
食べ物や料理が中心となります。

なので、季節の変わりめをお祝いする日、という意味では
『せっく』
と読む方が正しいこととなります。

『節供』と書いて『せちく』と読む場合は
『節日のご馳走』であり『正月の振る舞い』ということですね。
なんだか、いまのおせちにはこちらの意味も混ざっていそうです…。
これについては調べておきたいと思います。
皆様の中にはご存知の方もいらっしゃるのでしょうか?

話を戻しまして、そんな『おせち』ですが、
検索するとおせち料理の特集や注文のページが上位に表示されますが、
『おせち料理』と調べると、レシピや一品一品の意味を紹介するページが
多いのが面白いですよね。

あと、意味を知っていても食べるときには気にしないのがおせち料理
…というのは私だけでしょうか?
それよりも、色とりどりの料理や華やかな飾り切りに目がいってしまいます。
かまぼこの飾り切りは簡単ですし、ネットでもたくさん方法が載っています。
毎年栗きんとん(サツマイモと栗の甘露煮だけを使うシンプルで簡単なもの)を
作っているので、そのついでにちょっとお手伝いをしたいと思います。

ではみなさま、よいお年をお迎えください!

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