神話を題材にしたあれこれ

スタッフトーク

こんにちは!
前橋市中央通りにあります、スタジオ・桑町の中村です。

突然ですが、みなさま『God』を訳す時にはなんと訳しますか?
先日ふとした拍子に、そんな話になったのですが、
多分、神(様)と訳すと思いますし、私もそう訳します。
が、以前God本来の意味は一神教の神様を示しているから、
本来は日本的な八百万の神様には使えない、という話を聞いたことがあります。

それが本当かどうかは置いておきますが、
神話って面白いですよね。
日本神話はもちろんですが、個人的にはギリシャ神話や北欧神話もよく見ました。
エジプト神話は神様の見目も特徴的でイラスト付きだとより楽しめる気がします。

神話って難しそう、それに、あまり興味もないし、という方も多いでしょうか。
映画や小説を読む段階で色々な神様が出てきたから調べた、という方や
ゲームやアニメによく出てくる神様なら知ってる、という方、
日本の神様ならなんとなくわかるという方もいるかと思います。
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基本的に題材にされやすいのは、
ギリシャ神話と北欧神話の神様たちでしょうか。
ゼウス、ポセイドン、ハーデスなんていう神様の名前は聞いたことがある人も多いのでは?
オリュンポス12神と言われるギリシャ神話の神様の数人です。
ただ、諸説あるため、抜けている場合もあるのですが、比較的知名度の高い神様でしょう。
さらに、ローマ神話で英語由来の転写をされた場合、
ユーピテル(ジュピター)、ネプトゥーヌス(ネプチューン)、プルートー(プルート)となります。
どこかで聞いたことのあるカタカナになってきたのではありませんか?
私と同年代か少し上くらいだと、ジャストだと思いますが…そう、『セーラームーン』です。
ギリシャ神話は比較的知名度も高く、神様たちも自由奔放なため、
読み物として面白いものが多いです。
ただ、少しばかりドロドロしていたり、奔放すぎて大きな被害になっていたりもしますが、
そういうところもきっと愛される理由なのだと思います。

北欧神話でいうのならば、オーディン、ロキなんて名前の神様に、
ミッドガルド、ラグナロク、ユグドラシル(世界樹)という単語や
ヨルムンガンドにフェンリルなんて怪物の名前が有名でしょうか。
よくゲームなどのモチーフに使われています。
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北欧神話のミッドガルドは日本語で中つ国と訳されますが、
J・R・R・トールキン氏の『指輪物語(ロード・オブ・ザ・リング)』。
そこにも中つ国は出てきます。
北欧神話などからヒントを得たとされていますが、
世界観のために独自の歴史を持っていますので、正確には北欧神話のものとは異なります。

他にもウロボロスの概念が北欧神話にも存在します。
ミッドガルドを囲んでいる大きな蛇(ヨルムンガンド)がそのウロボロスの形を取っています。
自分の尻尾を加えた蛇や竜で表現されますが、絵や語源もいくつかあるようです。
『ウロボロス』と一つ言っただけで、色々とピックアップされますが、
一般的には2009年にドラマ化された漫画が有名なのでしょうか。
私としてはバイオハザードが出てきます。

神様を信じる信じないは個人の自由ですが、
意外と身近にあるものなのだなぁ、としみじみ感じます。

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