お宮参りのための初着を見比べてわかったこと【群馬県前橋市|小川屋写真館】

お宮参り

こんにちは!
前橋中央通りにあります、スタジオ・桑町の中村です!伊勢崎、高崎、渋川、玉村、榛東、吉岡、などなど、前橋以外のお客様にもご利用いただいております。
気が付きました?そう、中村です。
最近は前野にブログを任せっきりにしている系の中村です。
この間やっと甥っ子に会うことが出来てテンションが上がっております。

さて、本日は、初着について!!
お宮参りの際に使用する赤ちゃん用の着物の話になります。

そもそもお宮参りとは?

大体生後1カ月後に神社にお参りする、赤ちゃんが無事誕生したことの感謝と健やかな成長を願う行事のことです。
正確に男の子は生後31日、女の子は生後32日…なんて基準もあるようですが、気温や天気、都合の良い日など、現在では正確に守らなくても問題ない部分となっております。
実際うちの甥っ子も(感染症の影響があり)なかなか難しい状況となっております…冬生まれでその時期は寒いというのも大きな理由ですが。
また、氏神様にお参りに行く、という部分も現在では「自分の氏神様がわからない」という方も多くいらっしゃるかと思いますので、近くの神社で、もしくは有名な神社でお参り、という方も増えています。
厳格にルールを守るよりも、お子様が元気に生まれて、これから無事に育ってほしいと願う気持ちこそが重要なのではないかと兄夫婦を見て感じます。

初着を見比べる

さて、本題の初着なのですが、当店には19,800円(+税)のものから230,000円(+税)のものまで、数多く取り揃えております。
勿論その間に38,000円(+税)、58,000円(+税)、88,000円(+税)、128,000円(+税)、150,000円(+税)、180,000円(+税)と刻んでおりますので、ご希望に合ったものをお探しください。

社長に聞いたところ、19,800円台の初着はプリントのみ。
58,000円台から刺繍が入り、128,000円台以上は手描きになる、という違いがあるそうです。
そしてその間の部分はその刺繍部分やそれ以外の差になります。

なので、今回は58,000円(+税)のもの(男女)と180,000円(+税)(男児)230,000円(+税)(女児)を比べてみました!
ちなみに一応レンタルもあるのですが、今回はご購入用のものに焦点を当てております。

まず、58,000円(+税)の男児用の初着

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絞り風の地に、大きく鷹。
しっかりと柄が入っているタイプのものになります。
勇ましさを表す鷹に、延寿の象徴の束ね熨斗、それ以外にも御所車や松もあしらわれております。

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キリっと格好いい鷹には金と緑の刺繍が施されております。
緑の方の刺繍がキラキラと光に反射してとってもきれいです。

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こちらの束ね熨斗の中にも、松、竹、梅、波、小槌、などなど、縁起の良い柄がたくさん組み込まれております。
地紋には人々に愛される桜の柄。

そして、次は58,000円(+税)の女児用の初着

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色がシンプルなものを選ばせていただきました。
こちらも、扇に梅、特に女性らしい優雅な扇が描かれております。

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どうでしょう?この刺繍。
扇と縁取りを金で、梅の花と扇の装飾を赤で刺繍してあります。
細かい部分ですが、扇の模様にも七宝であろう部分や、立涌(たてわく)と呼ばれる有識紋様や格子などが入っています。
また、地紋(生地そのものに織り込まれている柄)は本紋(紗綾形(卍崩し)に菊と蘭の紋様を散らしたもの)になります。
こちらの本紋も昔から女性の慶事ごとに使われていた柄なんですよ!

では…ついに180,000円(+税)の男児用初着です。

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こちらも絞りの初着になります。
手描きの部分はありませんが、手間は本当にかかっております。
絞りの中に、刺繍で柄…重厚感のある初着です。
小槌と桐、桔梗(だと思います)と竹…?かな?の美しい刺繍がされております。                                                                                                                                          

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この写真で伝わるかちょっと不安なのですが、ちゃんと絞りになっているので、凹凸がしっかりと付いております。
58,000円のタイプはプリントで絞りが表現されていたことを考えると、大きな差になります。
この絞りは綿糸で4回くらい巻いた通常の絞りだろう、とのことです。

そして、230,000円(+税)の女児用の初着!当店最高値の初着です。

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白地に手描きの花と熨斗と鞠、そして絞りに金の箔…赤の雲は源氏雲の一種なのかな?と少々判断に迷うところです。
が、とにもかくにも、これでもかというくらい詰め込まれております。
金の箔部分には破れ亀甲花菱や唐草といった吉祥紋様が入っております。
ちなみにうっすらと言えないくらいはっきりと写って見える七宝+花菱は地紋になります。

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花は桜、梅、菊、牡丹。
桜の花は人々に愛され、梅の花は吉祥紋様で非常に有名です。
菊は長寿の象徴ですし、牡丹は百花の王ともいわれ、「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」とも使われる、女性の美しさを象徴する花になります。
美しく愛され、幸せに長生きしてほしい、というご家族の思いを込めての花々なのでしょう。

 

写真で伝わらない部分ですが、手触りが全然違う!という声もあります。
絞り風と絞り…というだけではなく、違うのです。
刺繍の量が多いため、重さが違うというのももしかしたら、手触りが違うと感じる要因かもしれません。
そして、一緒に撮影をしてくれました、着物初心者も「初心者だけど、見て違うってわかるものなんだね」としみじみ発言しておりました。

色々な柄をご説明はさせていただきましたが、基本的に初着に関しては慶事に向いた吉祥の柄が含まれております。
ご安心くださいませ。
また、お参り時についてわからないことがある…という方もいらっしゃるかと思いますし、ぜひぜひ、決める際は実物を見てみてくださいね!

お客様にとって特別な日を最高の形で残すお手伝いを、小川屋スタッフ一同、誠心誠意努めさせて頂きます。
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