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五代目ブログ

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2021年10月28日



奄美大島

 

こんばんは。五代目です。

 

昨日、奄美大島から無事に帰ってまいりました!

 

大島紬には、奄美大島と鹿児島市、宮崎県都城市の

 

3つの証紙があるのですが、そのうちの地球印と言われる

 

 

こちらの証紙を発行している本場大島紬協同組合の

 

創立120周年の記念式典とお勉強に行ってきました!

 

 

現地に入るのもPCR検査で陰性証明が必要でしたので

 

記念式典の後は懇親会もあるかと思っていましたが

 

ご時世で中止で式典のみの開催となりました。

 

所属する小売グループ、日本きものシステムとして

 

10社ほどの有志で参加したので、

 

機屋さん、問屋さん、含めてテーブルをしっかり分け

 

産地の方とも交流も出来ました!!

 

登山と飛行機の影響で二日目は腰痛との戦いでした。。

 

朝から組合へと行きまして、大島紬求評会の投票、

 

そして今年から退職後のセカンドライフとして

 

織子さんになられた方のお話を聞かせてもらいました!

 

手が動く限り織り続けたい!情熱ですね!!

 

この職人さんの情熱により高い技術と日本の美が

 

継承され伝統工芸の世界を支えてきたんだと思います!

 

我々、小売店はしっかりとその想いを着る人に伝え

 

後世に日本の伝統工芸を継承していかなくては!

 

そんな使命をまたまた感じてきました!

 

その後は、組合にて仕入もしてきました!

 

その様子が地元新聞にも掲載されました!

 

こちらから→南海日日新聞

 

右端にちらっとわたくしも写ってます(笑)

 

素敵な大島紬が沢山ありました!!

 

またご紹介する展示会を計画しておりますので

 

楽しみにしてください!!

 

その後は、機屋さんへお邪魔しまして、

 

腰痛の中、泥染体験をしてきました!!

 

 

手術前のようですが、染まってない絹糸です(笑)

 

この絹糸を石灰を溶かした水へまず漬けます。

 

 

そして、水を絞ってから今度はテーチ木を煮出した

 

液に漬け、またじゃぶじゃぶと回して染めます。

 

 

そして絞ってから、また石灰水、テーチ木の煮出し液、

 

その後に絞ってから脱水機で水分を飛ばします。

 

この、石灰→テーチ木→石灰→テーチ木→脱水機

 

これを二回繰り返し、下染を終えてから泥田へ!

 

 

泥田に入ってからは、足で泥をかき混ぜてから

 

いよいよ糸を泥の中へと投入していきます!

 

 

奥で腰痛に耐えて泥にじゃぶじゃぶしています(笑)

 

これで泥を落として脱水機をして体験は終了です!

 

 

こんな感じに染まりました!

 

大島紬の泥茶といわれる黒に近い色目になるには

 

テーチ木で染める下染作業を20回ほど繰り返し

 

泥田に入れて泥染をするのが1セットとなり

 

それを4セット繰り返して染まると言われています。。

 

しかも、経糸と緯糸を同じロッドで染めなくては

 

色が微妙に変わってしまいますので、

 

一気にやらないといけません。。。

 

ロッドが増えれば、色ムラのリスクも増えますので

 

丁寧にやらないといけませんし、

 

天候次第で湿度や気温で色の出方もかわるので、

 

スピード感も大切なのです。。。

 

職人技はやっぱり凄いですね。。。

 

腰痛なんて言ってられないんですよね。。。

 

この業界に入り、一番反物を巻いてきた商品であり、

 

一番多く販売してきた織物でもありますし、

 

初めて一人で展示会の設営をしたのも大島紬なんです。

 

わたくしにとって、初心に戻れる商品ですね!

 

改めて、大島紬を勉強させてもらいました!

 

 

そして、世界自然遺産にも認定されました

 

自然豊かな絶景が至る所にあるのも最高ですね!

 

本当に大きな空とキレイな海でした!!

 

 

自分で言っちゃいますが、キモノって絵になります(笑)

 

原点を思い出し、技の凄さを感じられ、

 

キレイな景色で心を癒やされながら

 

とても実りある奄美大島への出張となりました!

 

また明日、ご来店を心よりお待ちしております!

 

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